世間の注目を集めたアノ裁判。はたして7億円超の損害賠償は、認められたのでしょうか?今回は死亡事故における損害賠償額の算定方法についてお話します。(前回の記事はコチラ

どうしてこんなに違うのか・・・?

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7億円の損害賠償を請求されたら・・・考えただけでもゾッとします。
先日、ある交通死亡事故に係る訴訟のことがニュースで取り上げられていました。この事故は、被害者が有名な大企業の社長の娘さんだったこともあり、ちょっとした話題になりましたが、何よりもその損害賠償請求額の大きさに世間の注目が集まりました。原告(被害者側)の請求額は、なんと7億2691万円(!)と非常に高額なものだったのです。

ところが、この請求に対して裁判所が認めた賠償額は、10分の1以下の6705万円と、大きくかけ離れたものになりました。一体どうしてこんなに違うんでしょうか?

思いのほか低い賠償額

実は、過去に人身事故の賠償判決として、3億円以上が認められたケースは、ほんの数件しかありません。しかもすべて後遺障害の事例となっており、死亡事故の場合は数千万円の単位に収まってしまうことが一般的です。このことは交通死亡事故の損害賠償額の算定方法によるものです。