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交通事故が起こりやすい場所と“魔の時間帯”とは

交通事故が特定の場所や時間帯に集中して発生していること、みなさんはご存知ですか? 交通事故の多い都道府県ワースト5など、気になるデータをご紹介します。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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交通事故発生件数が最も多い都道府県は?

あなたの地域の事故発生件数は?

あなたの地域の事故発生件数は?

交通事故は様々な原因により発生します。原因はケースバイケースですが、事故が発生する場所や時間帯には、一定の傾向があるようです。

警察庁交通局交通企画課の交通事故統計(平成25年)によれば、昨年(平成25年)の1年間に全国で発生した交通事故の件数は、約62万9000件と公表されています。

件数を365日で割ると、1日あたり1723件、1時間あたり約70件以上もの事故が発生していることになります。この数字をみると、自動車保険の必要性をあらためて認識させられますね。

過去に最も交通事故が多かった年は平成16年の95万2000件。約10年を経て、約3割も減少している点はホッとできます。

なお平成25年発生の交通事故で、発生件数が多い都道府県ワースト5は以下の通りです。いずれも人と車が多い地域です。

1位 愛知県  4万8949件
2位 大阪府  4万6110件
3位 福岡県  4万3678件
4位 東京都  4万2041件
5位 静岡県  3万5224件


市街地と非市街地、死亡事故が多いのはどっち?

同じ市内でも人や車の多い場所ほど、事故が多いと思いますが…

同じ市内でも人や車の多い場所ほど、事故が多いと思いますが…

平成25年に発生した4278件の交通死亡事故のうち、市街地の事故が2274件だったのに対して、非市街地の事故は2004件とほぼ拮抗しています。

人も車も、都会(市街地)のほうが多いはずなので、少々意外な感じがします。

市街地の事故について詳しくみてみると、2274件中1371件、つまり約半数が交差点で起こっていました。一方、非市街地では2004件中613件が交差点で発生しています。都会の半数以上とは違い、たったの約3割です。

非市街地では、信号機の無い交差点での事故が圧倒的に多くなっています。しかし最も事故が発生しているのは一般単路で、1341件と全体の65%程度を占めています。

市街地では交差点、非市街地は一般単路の事故に注意したいところです。

交通事故が発生する「魔の時間帯」がある!?

自分のため、人のために事故が起きる時間帯を知っておきましょう。

自分のため、人のために事故が起きる時間帯を知っておきましょう

平成25年に全国で発生した交通死亡事故について、その発生時間帯別にみてみると、ほぼ約4件に1件は夕方から宵の口(16時から20時)にかけて起きています。

学校や会社からの帰宅のタイミングとなる時間帯で、しかも日暮れで一気に視界が悪くなります。ドライバーは早めの点灯、自転車や歩行者は反射板をつけるなどして事故防止に努めましょう。

なお、交通事故全体でいえば、朝の8時から10時に事故が多発しています。慌ただしい朝だけに急いでいて事故につながるケースが多いとみられています。

朝や夕暮れ時は事故が起きやすいということを知っておけば、より慎重に運転するもの。ご自身はもちろん、周りの友人ドライバーやご家族とも話してみてはいかがでしょうか。

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