androidは、Googleが開発した新しい携帯端末プラットフォームです。


androidとは何か?


「Javaで作ろう!iアプリ」の連載で、iアプリ開発について解説を行ってきました。が、「これで携帯JavaはOK」というわけではありません。なぜなら、iアプリというのは、NTT-DoCoMoだけが採用している規格でしかないからです。

携帯端末の世界は、群雄割拠の時代に突入しています。KDDIやソフトバンクは「MIDP」と呼ばれるJave MEの標準に準拠した仕様を採用していますし、新たにアップル社の「iPhone」のように独自の仕様を打ち出した端末も出てきています。

そんな中、新たに登場し世界中の注目を集めているのが、「android(アンドロイド)」です。これは、かのGoogleによって開発された携帯端末向けプラットフォームです。既に開発キット(SDKと呼ばれるものです)も無償で配布されており、誰もが自由にandroidのプログラムを開発できるようになっています。

このandroidというプラットフォームは、Javaをベースにして作られています。プログラムの作成は、すべてJavaで行えるのです。となれば、Javaプログラマなら俄然、興味が沸いてくるのではないでしょうか。

が、実をいえば、現在、このandroidを採用している携帯メーカーは、まだないのです。android製の携帯端末が登場するのは、まだまだ先になるでしょう。Googleは、何より先にまず開発キットを配布し、多くのプログラムが開発される土壌ができあがったところで実機が登場するように運びたいようです。

携帯端末のプラットフォームというのは、どれも非常に制約が厳しいものです。単に「限られたハードウェアで動かさなければいけない」という技術的な問題ばかりでなく、多くの環境が「利用者による自由な改変を認めない」ことにもよります。androidは、この点が大きく異なります。androidはオープンソースであり、利用者が自由に改変することを許しているのです。

これは、場合によっては「同じandroidなのにソフトの互換性がない」というような問題を引き起こす可能性をはらんでいますが、しかし開発する側に自由な世界を提供してくれることになるのは確かでしょう。今までの携帯端末向けプラットフォームとは違った世界が登場することは間違いなさそうです。

まだ実機がないので、作っても実際に機器内で動かすことはできませんが、配布されているエミュレータで動作を確認することは可能です。来るべき実機登場に向けて、今からちょっとだけ勉強しておきませんか?