口永良部島と屋久島の温泉1の続きです。


※永田浜温泉 送陽邸   
朝一番に尾の間温泉に行くが月曜日のみ午後からだという。平内海中温泉の最適時間も午後なので島をぐるりと廻り永田浜へ行く、島の西側はタイトな林道でなかなか進まない。突然広い美しい浜に出たかと思うとそこが永田浜であった。黄色い砂浜で驚くほど美しい。さて送陽邸は離れの宿で瀟洒に造られ雰囲気のある宿である。やはり女性誌や旅行誌で度々紹介されたとのことである。今回は海が荒れ露天風呂に波がかぶってしまうので湯を入れてなくカラであった。源泉の蛇口から出してもらったが透明、無味、無臭である。
分析をしたら温泉であったとのことで鉄分かもしれない。露天風呂が2つあるが片方しか温泉を入れていないとのことであった。湯を入れてくれるようにお願いするがご主人が不在で不可であった。

1大浦温泉  含鉄?単純泉  薄褐色、無味、無臭    
海岸へ降りる細い道の先にあるコンクリート造の小さな温泉施設。海岸にポツリとある風情がなかなか良いものである。窓より海が見え写真に撮った。湯は薄い鉄鉱泉で薄褐色、無味、無臭。昔は濃くタオルが赤くなったとのことであるが現在は薄くなっている。

2尾の間温泉  共同湯      
  足元湧出素晴らしい温泉。
  単純硫黄泉  透明、たまご味、硫黄臭  つるつる
  NaCO3が主成分
この共同湯の前に木造の湯小屋があり3人ともそちらが気になって仕方がない、覗いてみると洗濯物をたくさん干した納屋になっていてその奥にコンクリートの浴槽があった。入りたかったがどうにか思い留まった。ここは共同湯のシャワー源泉に利用しているとのことで入浴不可である。またその隣の民家にはパイプより湯が垂れ流しになっている。さて共同湯は改築されたようでまだ新しいものであったが瀟洒なもので良い。木造下見板貼りの外壁に黒い瓦でしっかりとした木造湯小屋の造りがたいへん良い。浴室はコンクリートの深い浴槽で底は湧出があるため玉石である。透明な単純硫黄泉が足元より湧出している。
分析表だと49.5度とのことであるが浴槽の大きさと湧出量が毎分54リットルであるのが幸いしてやや熱め43から44度くらいの温度になっている。男女の湯は一部繋がっており足元自噴は女湯のほうが80%を占めているので、女湯の浴槽は気泡が絶えず上がっているとのこと。S2O3が5.9mgであるがさすがに源泉浴槽のために良く感知できる。透明、たまご味+甘味、弱い硫黄臭の湯である。屋久島温泉と同系の総計193.8mgの清澄な湯で主成分が炭酸イオン(CO3)の36.9mg(54.1%)であるためつるつるの浴感で気持ち良い。
温度がやや高いのと、浴槽の深さ、弱いが新鮮な匂い、つるつるの浴感、以上の4点がバランス良く実現している温泉でたいへん記憶に強く残った。良い湯の共同湯として全国でも屈指の存在であろう。

※ 尾の間温泉裏の垂れ流し。
共同湯の裏側に国民宿舎屋久島温泉に送る源泉がある。その源泉小屋からの余り湯が捨てられているので打たせ湯のごとく浴びた。しかし国民宿舎の源泉口よりも個性がなくなっていて硫黄臭が抜けている分単純泉のようになっている。繊細なもので国民宿舎ではずっと掛け流しされているので常に新鮮な温泉であるが、こちらはどこかに溜めてから余り湯として流しているのか?または違う源泉なのか?どんどん流れているわりに新鮮味がない。共同湯前の民家の垂れ流しも同じく個性が少ない。


3平内海中温泉  単純硫黄泉   
   海の中より塩のない単純硫黄泉が湧くのが不思議
有名な海中温泉で干潮を目指して行く。コンクリートの歩道が海に延びていてその先端にある温泉。浴槽が3つと上がり湯用の小穴がひとつある。ここも浴槽内部で自噴している温泉で足元湧出温泉である。尾の間温泉と同系の単純硫黄泉で透明、たまご味、少硫黄臭である。周囲は海の中であるのにこの源泉は塩分がなく海水が混入していないのだなあ、、と思う。天気は良いのだが風が強く湯より出ると寒い。ややヌル目の温度なので夏には良いであろう。

4湯泊温泉    単純硫黄泉   
  平内と同系  絶景のロケーション
平内海中温泉の近くにある、もう一つの海の中に湧く温泉。3ヶ所の浴槽があり大きいものは堤防脇にある整備された石組の露天風呂。残りは海の中にコンクリートで固めたものと天然の岩の窪みにある一人用の小さなものがある。ヌルい単純硫黄泉で平内と同系のもの。透明、たまご味、少硫黄臭。平内より海の中にあるようなロケーションで絶景である。さらに一人用の岩風呂は層状摂理の岩目が美しく野趣に富んだものである。湯は完全な透明で美しいもので足元の割れ目より湧出している。午後の海は逆光で一面に光輝いている美しい景観で美しいものであった。