店主・葉玉美さんの審美眼に適った茶器が並べられている「茗泉堂茶荘」。2004年8月のリニューアル後、店内も以前よりも広くなり、品揃えがさらに充実。グレードアップした茗泉堂茶荘を紹介しよう。

クオリティの高い磁器の茶器をさがすなら…

見事な黄色が表現された茶壺
茗泉堂茶荘は、台北喜來登大飯店の地下ショッピングセンターにオープンしてすでに20年を数え、リピーターがあとを断たない有名店。ガイドブックやメディアにも多数登場しているからご存知の方も多いかも。2004年8月、ようやく地下ショッピングセンターの改修工事も終わり、リニューアルオープンを待ち望んだファンも多かった。リニューアル後は、かつての場所から奥まったところに移動したものの、店内が広くなって見やすくなり、ゆっくりとじっくりと見られるようになった。
  

葉玉美さんの審美眼に適った、高クオリティで上品な磁器の茶器が豊富に揃うのがこの店の特徴だ。台湾人作家の高価な作品から、手頃な値段で買えるものまでが揃っている。磁器の茶器について何も知らなければ、この店に通って自分の審美眼を高めていくのもいいかもしれない。人気なのは、手書きの絵付けが繊細な磁器の茶器。中でも人気な絵柄は、桃、コウモリ、竹、魚。桃は不老長寿の実として古くから縁起物として喜ばれているし、コウモリの中国語の発音が「福」と同じことからコウモリも縁起物とされている。また、竹もすくすくと伸びる縁起物で、魚は「餘(金があまる)」と同じ発音でこれもめでたいものとされている。
   
作家の手書きのものだから、大量に印刷されたものと比べると繊細な色使いなどがはっきりとわかってくる。台湾の思い出に買うには少し高価かもしれないので、購入の際は葉さんに相談してみるのがよい。磁器の絵付けの善し悪しは、いろんな作品を見て目を肥やさないとなかなかわかってこないところだが、まずは葉さんに聞いてみよう。ただし、最低限の知識はあらかじめ得ておきたいところ。たとえば、高価なものにはそれなりの理由があるわけで、露店などで激安で売っているものとは決して同じではないこと、磁器と陶器の違い、値段の違いはどこからくるのか(手書きの絵付けと大量生産で印刷した柄の違い)などのことだ。

その他、磁器の茶器だけでなく、陶器の茶壺も充実している。陶器も、高価な作家ものだけでなく、手頃な価格の茶壺もいろいろあるのでじっくり見てみて。
 自分のために小さな茶壺を買ってもいいし、お土産にしてもいいし、台湾茶ブームが落ち着いた今だからこそ、じっくりと選んでみてお気に入りを見つけられるよい機会かもしれない。
台湾産の茶葉や、中国産のプーアル茶なども買える。100g単位から対応してくれる。 

頼りになる葉さん

店主・葉玉美さん
茶器を上手に選ぶには予算や好みを葉さんに伝えて助言をもらうと、判断もしやすいはず。流暢な日本語で対応してくれる葉さん、その人柄に引き込まれて滞在中に何度も訪れる人も。台湾に駐在するビジネスマンやその家族からも信頼があつく、客層も幅広い。葉さん自身が上品でスマートな女性、茶器だけでなく葉さんに惹かれるファンも多い。かくいう私も、この店で素敵な磁器の茶器や陶器の茶壺に出会い、何度も通わせてもらって目を肥やせたほど。葉さんのおかげで茶器への思いが深くなったのも事実なのだ。
扱っている茶器を見ると敷居が高そうに思えるが、上手に利用して葉さんからアドバイスを聞きだして、お気に入りの茶器を見つけられれば嬉しい台湾の思い出が増えること間違いなし。それに、台湾で素敵な女性に出会えるおまけも、ね。
葉さんは大の犬好き。店内のディスプレイの骨董品をよく見ると、いろんな犬がいる。それに葉さんのファッションにも犬のワンポイントがあったり。


DATA


住所:台北市忠孝東路1段12号 台北喜來登大飯店B1F-30
電話:02-2391-4047 (日本から:010-886-2-2391-4047)
FAX:02-2391-4047 (日本から:010-886-2-2391-4047)
営業時間:8:00~22:00 (年中無休)
カード:VISA、Master、JCB

追記[2007/08/21]
「茗泉堂茶荘」は台北喜來登大飯店の地下一階にありましたが、現在移転準備中になっております。2007年9月から喜來登大飯店近くの店舗で営業を開始する予定になります。
新しい住所は台北市林森北路3号、電話番号はそのまま02 -2391-4047になります。


*関連リンク*
  • 【台湾ガイド記事】自分だけの絵付茶器を手に入れる
  • All About台湾「至福の台湾茶」
  • All About中国茶サイト(ガイド:平田公一さん)