一昔前までのイギリスでは、ショッピングの合間などに足を休めたいと思っても、パブかホテルのティールームぐらいしか行くところがありませんでした。そのため、昼間からビールは飲みたくないし、アフタヌーティーを頂くほどには小腹もすいていない…、というときには行き場所がなくて困ったものです。

でも、EU の発足後は、ヨーロッパの影響か、カフェも増えてきて、休憩場所も見つけやすくなりました。ロンドンにももちろんスターバックスのようなチェーン店はありますが、できれば地元の雰囲気が感じられるようなカフェを試してみたいものです。今回は、昔からロンドンの地元の人たちに愛されてきた老舗カフェ、パティセリ・ヴァレリーをご紹介します。

ロンドンのコンチネンタルカフェの先駆的なお店

パティセリ・ヴァレリー
ちょっとお茶したいというときに便利なカフェ。写真のお店はソーホー店。他の店舗の詳細はここをクリック。
ロンドンのカフェを代表するお店と言えばなんといってもパティセリ・ヴァレリー。80 年ほど前に、ベルギー生まれのヴァレリーという女性によって創業された、ロンドンのコンチネンタルカフェの先駆的なお店です。ロンドン市内の数箇所に店舗がありますが、特にソーホーのお店は、近くのアートスクールの学生、メディア関係者、シアター関係者など、粋なロンドンっ子で賑わっています。

旅の疲れはケーキで癒す

パティセリ・ヴァレリー
美術工芸品のようなお菓子類がずらりと並べられたケース。見てるだけでも癒されます。
まずは、ウィンドウに飾られた約 30 種の美しいケーキやタルト類を眺めてみましょう。フルーツやチョコレートを上手く利用して美術品のように仕上げられていて、見ているだけでも幸せな気分になってくると思います。

店内は 50 年代風の油絵が飾られ、ノスタルジックな雰囲気。一昔前の映画にでもでてきそうなインテリアです。でも、堅苦しいお店ではありませんので、服装なども気にせずに、気軽にゆっくりすることができます。

一度は食べてみたいヴァレリーのミックスベリー・タルト

パティセリ・ヴァレリー
クリームの上にベリー類をふんだんに載せたミックスベリー・タルト。これを食べるためだけにでもロンドンに行ってみたい!
お店の入り口で注文したケーキがテーブルに届けられたら、いよいよコーヒータイムです。この店の一番人気は、オープン当時からのオリジナルレシピで作られた“ミックスベリー・タルト”(イートイン : 3.50 ポンド。持ち帰り : 2.65 ポンド)。みずみずしく新鮮な 3 種のベリーと生クリーム、ライト感覚のクラスティ・ペイストリーの絶妙なコンビを頬張ったら、ロンドンに来てよかったと、思わずうなってしまうこと請け合いです。

心も身体もリフレッシュしたら、さぁもう一度ショッピングやシアターに出陣!イギリス旅行を思いっきりお楽しみください。

【参考リンク】
イギリスのお菓子 美味すぎて幽閉された宮廷女官