ロンドン名物「ブラックキャブ」

black cab

ロンドン名物のブラックキャブ。ロンドンの街を知り尽くした、頼もしい存在です

ロンドンのタクシーといえばまず思い浮かぶのが、コロンとした古風な車体が特徴的な、黒塗りのオースチン。通称「ブラックキャブ」(black cab)と呼ばれるもので、そのルーツは17世紀の辻馬車にまで遡る、正規のタクシーです。

ブラックキャブの運転手になるには、ロンドンのあらゆる道を知り尽くし、厳し~いテストに合格しなくてはなりません。カーナビ要らずのプロ中のプロですから、住所さえ伝えれば、ほぼ間違いなく目的地に連れて行ってくれます。料金もメーター制で安心。あまり土地勘のない旅行者にとっては、頼もしい存在ですね。

一台に乗れるのは5人まで。進行方向に3人と、折りたたみ式の椅子で後ろ向きに2人が座れるようになっています。

ロンドンで空車の見つけ方

ブラックキャブの空車を見つける方法は3通り。

■流しの空車を拾う
最も簡単な方法が、走っている空車を拾うこと。日本と同じように、空車を見つけたら手を挙げて止めます。車体の屋根の部分についている「TAXI」のランプがオレンジ色に点灯していたら、空車のサインです。

■タクシー乗り場で待つ
空港や列車のターミナル駅、地下鉄の大きな駅やデパート、ホテルの周囲には、必ずタクシー乗り場(Taxi Rank)があります。「TAXI」という標識が立っていて、乗客の列ができていることが多いので、すぐに分かります。

タクシー乗り場はロンドン市内に約500カ所。「ロンドン交通局」ウェブサイトに詳細が載っています。

■事前に予約する
ブラックキャブの運転手は基本的に個人営業ですが、最近は予約エージェントに登録する運転手も増えてきました。このようなエージェントを通じて、電話やオンラインで事前に手配することも可能です。大手の「Radio Taxis Group」や「Dial a cab」は登録台数が多く、手配しやすいようです。

乗車は行き先を交渉してから

事前に予約したタクシーを除いては、乗車する前に行き先の交渉が必要です。空車を止めたらどこへでも行けるわけではなく、運転手の都合や気分によっては断られることもあるのです。まずは助手席の窓から運転手に目的地を伝え、行ってくれることを確認して初めて乗車します。

日本のように自動ドアではないので、自分でドアを開けて乗り込みます。もちろん、乗り込んだ後も、自分でドアを閉めましょう。