オアフ島/オアフ島の観光スポット

ハナウマベイ(ハナウマ湾)の行き方・攻略法

カラフルな熱帯魚が泳ぐ人気のシュノーケリングスポット、ハナウマベイ(ハナウマ湾)。遠浅の海で波が穏やかなビーチは初心者や子供でも安心して楽しめます。ホノルル市の自然保護区指定のビーチ入場の注意事項や持ち物、バスやタクシーなどのアクセス方法をご紹介します。

森谷 貴子

執筆者:森谷 貴子

ハワイガイド

透明度抜群のハナウマ湾で、トロピカルフィッシュと泳ごう!

ハナウマベイ(ハナウマ湾)の行き方・攻略法

エメラルドグリーンの海に白い砂浜、サンゴ礁の間で泳ぐ熱帯魚。ハナウマ湾は映画『ブルーハワイ』のロケ地としても有名

ワイキキから車で約20分。オアフ島東南部に位置するハナウマ湾は、カラフルな魚たちに大接近できる島随一のシュノーケリングスポット。水の透明度、景観の美しさは、全米ベストビーチNo.1に輝くほど。波も穏やかで、小さな魚が波打ち際まで泳いでいるから、お子さんでも安心して楽しめますよ。

<目次>  

自然保護区ハナウマ湾の入場ルールとは?

オアフ島東南部、ココヘッドの東側にある大きな入り江がハナウマ湾

オアフ島東南部、ココヘッドの東側にある大きな入り江がハナウマ湾

ハワイ語で「曲がった砂浜(uma)の湾(hana)」という名前を持つハナウマ湾は、死火山の噴火口に海水が流れ込み、侵食してできた馬蹄形の入り江。青く澄んだ遠浅の海にはサンゴ礁が広がり、たくさんのトロピカルフィッシュが泳いでいます。このような美しい自然を守るため、ホノルル市は自然保護区に指定。入場にはいくつか規制や注意事項があるんです。
 
シュノーケリング初心者はリーフ内で。浅瀬でも十分楽しめる。

シュノーケリング初心者はリーフ内で。浅瀬でも十分楽しめる

一般のビーチとは違って入場料(大人7.50ドル、12歳以下無料)が必要。入場には、入口にある海洋教育センターで環境保護に関する約9分間のビデオ鑑賞が義務付けられており(一度見れば1年間免除、日本語ヘッドセットあり)、鑑賞後に坂を下ってビーチへ向かいます。ビーチでは、魚の餌付け、砂やサンゴ等の持ち出し、水溶性のサンオイルや日焼け止めの使用は禁止。サンゴ礁の上に立たない、歩かない。禁酒・禁煙。閉園時間や毎週火曜の休園日にも気を付けてください。
 

子ども連れや高齢の方は湾内を走るトロリーの利用もおすすめ

ビデオ鑑賞後、坂を下ってビーチへ

ビデオ鑑賞後、坂を下ってビーチへ

海洋教育センターから坂の下のビーチまでは、約200メートル。徒歩で片道5分ほどの距離ですが、傾斜がきついために有料トロリーが往復しています。料金は、1日券2.50ドル、片道1.25ドル。小さいお子さん連れや高齢の方は、上り坂となる復路に利用すると良いでしょう。
 

ハナウマ湾への持ち物……シュノーケルなどのレンタルは可能?

ビーチは、トイレやシャワー、ライフガードなど管理が行き届いている

ビーチは、トイレやシャワー、ライフガードなど管理が行き届いている

ハナウマ湾の周辺には、コンビニやカフェなどの店はありません。入口の海洋教育センター内に飲み物や軽食を販売するショップはありますが、観光地価格で少々高めです。また、ビーチには、シュノーケルセットのレンタルショップ(ドライシュノーケルと水中マスク、フィビーチンのセットは20ドル。ドライシュノーケルと水中マスクセットは12ドル)と貴重品を預けることができるロッカー(大10ドル、小8ドル)があります。

<ハナウマ湾への持ち物>
  • マリンシューズ:海の中は岩場が多く、足を傷つけることもある
  • レジャーシート:ABCストアで購入できるゴザ、または、大判バスタオルでも
  • 水着・ラッシュガード・バスタオル
  • 日焼け止め:水溶性ではないもの
  • 飲み物・お弁当:飲食物の持ち込みOK。坂の下のビーチでは飲食物は販売していない
  • 保冷バッグ:飲食物を入れる簡易保冷バッグがあると便利
  • 防水スマホケース:ハナウマ湾へ持って来る貴重品は最小限に。防水ケースに貴重品を入れて、首に掛けておくのも良いでしょう
  • シュノーケリングセット:レンタルショップのレンタル料は高め。ABCストアやスーパー等で購入しても
  • 小型ポップアップテント:日陰が少ないので、長時間滞在する人、子連れファミリーはあると快適に
 

ハナウマ湾のおすすめ入園時間と滞在時間の目安

早朝は、海の透明度も高い

早朝は、海の透明度も高い

1日3000人が訪れるというハナウマ湾の開園は朝6時。朝8時を過ぎると入場チケット売り場に行列ができるほど込み始め、ビーチで泳ぎ始めるまで1時間かかることもあります。また、駐車場も8時には、ほぼ満車に。レンタカーを利用する場合は、8時前に到着するようにしましょう。

ビーチは日陰が少ないため、日差しが強くなる前の朝に到着して3~4時間遊び、昼前後に帰るのがおススメです。旅行者が少ない早朝なら、海水内の砂の巻き上がりも少なく透明度が高めですよ。
 

ハナウマベイへの行き方! 朝の早い時間がベスト

市バスのザ・バスなら、片道2.75ドル。1日乗り放題パス購入で5.50ドル

市バスのザ・バスなら、片道2.75ドル。1日乗り放題パス購入で5.50ドル

バス、レンタカー、タクシー、オプショナルツアーと選択肢はあるものの、それぞれ注意が必要です。いずれも、朝の早い時間に行くのがベスト。
 

ハナウマベイへの行き方1:ザ・バス

ワイキキから22番ルート「The Beach Bus」で約40分。料金は、大人2.75ドル、子供(6~17歳)1.25ドル。22番ルートは、ワイキキ西側にあるホテル・ラ・クロワ・ワイキキ向かいの「Kalakaua Av+Opp Olohana St」バス停(#4352)が始点で、8時台から運行(22番時刻表)。カラカウア通りのロイヤル・ハワイアン・センター前バス停、デューク像近くバス停、カラカウア通り×カパフル通り交差点バス停を経由してハナウマ湾ヘ向かいます。

平日は1時間毎、休日は30分毎と本数が少なく、朝は混雑して乗車できない場合があるので、なるべく始点のバス停から乗車を。ハナウマ湾からの復路も時間によってかなり込み合います。最終バスが17~18時と早めなので気を付けて。

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ハナウマベイヘの行き方2:レンタカー

H1フリーウェイの東行き終点からカラニアナオレHwy.で約20分。約300台収容可能な駐車場がありますが、すぐ満車になるので、8時前を目指して早めに出発を(公式サイトでは7時~7時30分に満車とアナウンス)。満車になると入場制限が行われ、駐車場待ちをすることもできません。午後になると駐車場が空き始めるので、その時間を狙っても良いでしょう。駐車場料は1ドル。

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ハナウマベイヘの行き方3:タクシー

ワイキキから20分ほど。料金は、約50ドル+チップ。ハナウマ湾には客待ちのタクシーがいないため、復路のタクシーは、電話で呼ばなければなりません。

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ハナウマベイへの行き方4:Uber(ウーバー)

タクシー同様、ワイキキからの移動時間は20分ほど。Uber料金は、混雑状況によっても変わりますが、相場は約26ドル+チップ。アプリを利用するためには、Wi-Fi環境が必要です。

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ハナウマベイヘの行き方5:オプショナルツアー

送迎のみのシンプルなツアー(約25ドル~、入場料別途)から、インストラクターがスノーケリングポイントを教えてくれる入場料込みの体験シュノーケリング(約60ドル~)まで、さまざまなツアーが行われています。最も楽なアクセス方法ですが、時間に縛られるのが欠点。また、インストラクター付きツアーの開催は、州の規定により平日のみ(火曜休園)となります。
 

ハナウマ湾の景色だけ眺める裏技

東海岸のドライブ途中に、この景色を堪能しよう

東海岸のドライブ途中に、この景色を堪能しよう

東海岸のドライブ途中に、ハナウマ湾の景色だけ眺めてみたい!という人は、ハナウマ湾の駐車場に車を止めて「ハナウマ湾展望台」へ。15分以内に駐車場を出れば、駐車場料1ドルは返金されます。また、ワイキキトロリーのブルーライン(パノラマコーストラインツアー)は、2階建バスで東海岸線をめぐるツアー。ハナウマ湾での停車時間は5分ほどですが、展望台で記念撮影が可能です。


<DATA>
Hanauma Bay Nature Preserve(ハナウマベイ自然保護地域) 
住所:100 Hanauma Bay Dr. (Googleマップ) 
アクセス:上記参照
TEL:インフォメーションライン(808)768-6861
開園時間:夏期6:00~19:00 冬期6:00~18:00 夏期・冬期ともに火曜休園 クリスマスと元旦も休園
※夏期は、5月最終月曜のメモリアルデーから9月第1月曜のレイバーデーまで。冬期は、レイバーデー翌々日の水曜から5月メモリアルデー前日の日曜まで
入場料:大人7.50ドル、12歳以下無料 ※クレジットカード払いOK

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