こんなショーは観たことがない!「フェルツァブルータ」

エキサイティング!
常識を打ち破るパフォーマンスの連続で、何が起こるか予測不可能な2時間を提供してくれます。
ただ舞台の上でストーリーが展開するミュージカルではなく、もっと度肝を抜かれるような体験をしたい、という方に是非ともオススメしたいのが、アルゼンチン生まれのダンス・パフォーマンス「フェルツァブルータ」。こちらは2007年の10月に登場したばかりのオフ・ブロードウェイ作品です。まだ日本ではあまり紹介されていないので、先取りしてご覧になった方には、この感動を日本で伝えてもらいたいです。

始まりと同時に、暗闇の中を男性が歩いてくる。しかし、男性の足は舞台の上に着いておらず、空中を駆けている。天井からのワイヤーで吊るされ、リズムに合わせて走り出す。その瞬間に彼は空中へと舞い、観客はこのパフォーマンスにいわゆる「ステージ」がないことに気がつく……
この「フェルツァブルータ」には、座席はありません。観客は暗いスペースに立ち尽くしたまま、劇場の空間を仰ぎ見ることになります。パフォーマンスは、舞台の上だけでなく、空中を舞い、観客の頭上でも繰り広げられます。劇場の空間全体を所狭しと駆け巡るダンサー達。物語を語る言葉はなく、音とリズム、光、そして縦横無尽に飛び回るキャストの身体的躍動感で観客を魅了するユニークな内容。フラッシュとともに、頭上にプールが登場したかと思うと、男女が水中でうごめいている、といった常識では考えられない仕掛けがこれでもか、というほど披露されます。

 

驚きの連続
プールも登場し、波状の水面や水しぶきなどのヴィジュアル効果が盛り込まれています。
こんな不思議な内容を手がけているのが、オフ・ブロードウェイの伝説的カンパニー「デ・ラ・グアルタ」のクリエーターたち。私が8年前に初めてNYを訪れた際、大きな衝撃を受けたパフォーマンスです。以来、あらゆるオフ・ブロードウェイ作品を観ても、これを超える興奮はありませんでした。日本でも「ビーシャ・ビーシャ」という名で上演され、大きな話題となった作品なので、覚えていらっしゃる方も多いと思います。「デ・ラ・グアルタ」も音と光とダンスのみで演出されるエンターテイメントでしたが、それがさらにパワーアップしたのが「フェルツァブルータ」です。

大音量の音楽に、人間の底知れない可能性や美しさを投影させたこの作品、視覚、聴覚にフルに働きかける最高のエンターテイメント作品です! ガイドが今、一番ホットだと思うダンス・パフォーマンス「フェルツァブルータ」、是非チェックしてみて下さい。

<DATA>
FUERZABRUTA(フェルツァブルータ)
劇場:Daryl Roth Theater(ダリル・ロス劇場)
住所:101 East 15th Street
TEL:212-375-1110
最寄り駅:14th Street
料金:70ドル

さて、ガイドがオススメするブロードウェイのラインナップ、いかがでしたか?ブロードウェイにはいくつもの劇場と作品がありますが、NYを訪れる際は、あらかじめ観たい作品を絞っておきましょう。人気の作品は、シーズンに応じてチケットを取るのが困難になってきますので、日本からウェブサイトなどで予約するのも賢い利用法です。当日はシアター街の周辺で食事をしたり、お酒を飲んで、ドレスアップして出かけるのもよいですね!
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