※2016年9月の記事はこちら→霧笛楼&山手十番館…老舗横浜フレンチがリニューアル

元町の「顔」ともいうべきフレンチレストラン霧笛楼。元町商店街の1本裏・元町仲通りにどっしりと鎮座している重厚な店構えです。ちょっぴり敷居が高そうですが、ホスピタリティをモットーにした、あたたかいおもてなしが心地よいレストランです。
※この記事は2003年10月の情報です。取材・撮影は2003年7月に行ったものです。

霧笛楼はそのクラシカルな外観から、明治時代からそこにあるかのように感じます。でもOPENは1981(昭和56)年。それを聞いて少々驚きました。「まだ20年余りなの?」と思ってはホントに失礼ですが、お店の雰囲気がそれ以上の歴史を醸し出しているので、そう思う方も少なくないのではないでしょうか。

ビルを建築する際、「横浜らしく」ということをコンセプトに掲げ、デザインされたそうです。外観・内装のイメージは開港当時、関内周辺にいくつかあった「芸者ハウス」。レトロで高級感が漂う理由は、そのコンセプトにあったのですね。店名も横浜ゆかりの小説家・大佛次郎の小説『霧笛』から名付けられました。

店内のようすをご紹介しましょう。1Fはイス席のレストラン&バー。レトロな雰囲気がいっぱいです。予約なしでもOKですが、できれば予約を。ランチコース3,500円~、季節のコース(ランチ、ディナー)7,000円~(税別・サービス料10%)。バースペースはちょっとした待ち合わせにも利用できます。


2Fはエキゾチックなお座敷です。2名から24名までの宴会に対応してもらえます。前日までに予約が必要。ランチコースは5,000円~、季節のコース(ランチ、ディナー)は8,000円~(税別・サービス料15%)。コース以外にも価格に応じてメニューを作っていただけます。


豪華なステンドグラスやシャンデリア、ペリー来航などの横浜絵が描かれたふすま、そして浮世絵が描かれた絵皿などの調度品が、開港当時の華やかさを演出しています。




3Fはパーティ専用のバンケットホール。結婚披露宴も多く開かれています。おいしい料理と心がこもったサービスで、印象深いパーティになることでしょうね。




さて、今回は1Fテーブル席で気軽に楽しめると評判のランチコースをいただきました。お話を伺ったのは2003年の夏なので、ご紹介するお料理は2003夏のランチ(A.元町通り5,000円、月替わり)です。ランチコースはこのほかに、B.山手通り(3,500円、日替わり)と2003夏横浜仏蘭西特別ランチ(8,000円、3ヶ月替わり)がありました。名称などは変わるかもしれませんが、ランチコースの価格設定は基本的にこの3つです。

お料理の前に楽しんでいただきたいのが、テーブルに並べられた絵皿。元町にショップを構える増田窯の横浜焼きのお皿です。横浜開港当時の浮世絵が描かれていて、4種類あります。
サーブされるお皿のほとんどにも横浜焼きが使われています。料理長である今平茂シェフが、お料理に合わせて絵柄を注文することもあれば、絵柄を見て料理を描くこともあるそうです。お料理とお皿がひとつになって、食べる人を楽しませてくれます。

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