※2016年9月の記事はこちら→霧笛楼&山手十番館…老舗横浜フレンチがリニューアル

山手外国人墓地の向かいにある山手十番館。モスグリーンの洋館風の建物が印象的なカフェ&レストランです。オープンは昭和42年、山手に初めて登場した本格的なレストランで、山手のフレンチといえばココを思い出す、ハマの定番です。
※この記事は2003年8月の情報です。

山手十番館は、トンカツでおなじみの勝烈庵が経営しています。昭和42年、勝列庵の十番目の営業店として、また「明治100年」を記念して建てられました。そういう思いから、明治の雰囲気を感じさせる洋館風の建物になったそうです。

 

1Fが喫茶室で2Fがレストラン。インテリアも明治時代を意識したもの。階段や壁にかかっている絵は「横浜絵」というもので、江戸後期から明治時代の横浜のようすが描かれています。

そしてお料理も「横浜の味を伝えていきたい」と、開業当時のレシピを一切変えることなく提供されています。人気メニューは「文明開化ステーキ(4,800円)」。明治の人々はこんな風にして牛肉を食べたのではないか、と想像しながら作られたレシピです。しょう油味で「和」のイメージを残しながら、洋風に仕上げられています。

さて、私がいただいたのは、2,800円のランチコース。一番リーズナブルなランチコースで、メインディッシュにお魚かお肉が選べます。ほかには3,200円と3,500円があります。旬の材料を使うため、ランチの内容は1カ月ごとに変わります。(写真は夏のメニュー)


今回いただいたメインディッシュは、カモのモモ肉のコンフィ。ラードで3~4時間煮込んであるそうで、さっぱりとやわらかく仕上がっています。フォンドボーのソースも絶品で、やさしい味わいです。

見た目と味がぜんぜんちがったのが、赤ピーマンのスープ。甘くておいしかったです。夏ならではのメニューで、赤ピーマンを煮込んで、ブイヨンと混ぜ、ミキサーしてから網で漉した一品。シンプルだけど、プロの技がたっぷりつまっている味でした。
※メニューの内容は時期により異なりますので、上記2品は変わっている場合もあります。ご了承ください。

コースの最後を締めくくるデザートは、10数種類から好きなものをチョイスできます。しかも、いくつでもおかわりできるのです! スィーツ好きにはたまりませんが、お食事の後なのでたくさんは入りませんよね。ケーキ類も昔からのレシピを守っているとのことなので、他店と比べるとちょっと甘く感じるかもしれません。形も変えていないそうなので、大きくてどっしりとしています。

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