★vol.10 出町ふたば

ハイ、どうです? おいしそうでしょ! よだれダラダラ、じゅるじゅる、ベチャベチャでしょ? コレ、京都が誇る、超超超超超……名物。『出町ふたば』の豆もち(左・150円)と、田舎大福(右・160円)です。

ココは創業明治28年。特に『豆もち』は、“庶民のおやつ”として、ず―――っと、京都人に愛されてきました。最近ではグルメ雑誌などにも紹介されて有名になり、連日、京都人と旅行者が入り交じった長~い行列ができてマス。

はっきり言いましょう。
――京都人は行列に並ぶことが大嫌い――

京都人って、個人主義だから。単に、人と同じコトをするのがイヤなのか? それとも「並んでるトコを見られたらカッコ悪い」ってほど“ええかっこしい”だからか? はたまた、いらち(←京ことばで「いらいら落着きが無い人」の意味)だからか? とにかく行列を見ただけで「や――めた!」になりがち。

それなのに、なぜアナタ達は『出町ふたば』に行列をつくりますか?――
そりゃ、並んでも買いたいほどウマイからでしょう!

それに……“サッ!”と買って持ちかえるだけなので、行列ができてても、じつは待ち時間って短いんです。今日だって、私の前に10人も並んでたけど5分くらいで買えましたもん。

さて、お味は―――
◆豆もち
その辺の和菓子屋で売ってる大福に比べて、あんこを包む餅がひじょ――に分厚い。餅は塩味が利いてて甘さひかえめ。同じく甘さひかえめの餡とのバランスが絶妙☆ 餅に入ってる豆は、赤エンドウ。“コリッ!”としててgood!

◆田舎大福
これも餅が分厚いのがウレシイ。餅は草餅なんだけど、ところどころにすりつぶした草の原型が残ってて、いかにも手作りってカンジ。

行列攻略のコツは、やっぱ午前中に出かけること。お昼を過ぎると、めっちゃ混雑しますからね。

★☆★出町ふたば★☆★
【ところ】京都市上京区河原町今出川上ル青竜町236 【でんわ】075-231-1658
【行き方】河原町今出川を北へ上がり、西側。


<注意>この記事は、2002年5~7月にかけて、「日記コーナー」で連載されたものを、再編したもので、メニュー・価格など、全ての情報は取材時(2002年6月29日)のものです。