日本発!お客様による旅館の改装!?

珪藻土塗りのシーン
塗るときは茶色でも乾くと珊瑚色になる珪藻土
加賀吉水「壁塗り」体験会に参加してきました。
国民宿舎として四半世紀の幕を閉じた石川県・加賀市「片野荘」を、京都や銀座に片泊まり宿を運営する吉水が運営を開始し、その改装の第一歩。
通常「改装」というと数千万円以上はかけるものですが、加賀吉水では、全国から希望者を公募し、全館内の壁を「珪藻土」で塗ってしまうというコラボレーションで改装を実施したのです。
数回実施されるうち、10月2日には全国から自宅にも珪藻土を塗ってみたい人を中心に約40人が参加。珪藻土を使った建築に定評のあるサメジマコーポレーションの手ほどきを受け、一日かけてロビーを塗りたくりました!
壁塗り素材は、海藻や藁を海水で溶き珪藻土を混ぜて造ります。その過程では一切、化学製品は無く、全てが自然素材。コテを片手に、老若男女、実に楽しく有意義な一日を過ごしました。夜には、初めて会った人も打ち解けて、ビールで乾杯!

今回の舞台の加賀吉水片野荘

片野荘からの景色
この海の景色を独り占めできる
加賀吉水片野荘は、北陸の海岸段丘に建つ一軒宿。その雄大な海の景色と、全て自然食品・天然素材を使った食事、そして布団敷きも自分でやる“ノンフリルサービス”が特長の「大人のユースホステル」。
物質的豊かさ(非日常)を宿に求める方には全く向きませんが、テレビもない、自動販売機もない、ただ心地よい波の音と素材本来の味の料理の数々を楽しみに、精神的豊かさ(脱日常)を求める方には、ぜひ一度訪ねていただきたいお宿です。ひとり旅ももちろんOKです。
片野荘名物のカレー
お代わりカレーの写真なので多少量が少ない。吉水のご飯は全て七分付き。
橋立漁港にその日あがった魚介類、地元の自然野菜や全国の天然食材だけを使った夕食の大皿料理も美味しいですが、ぜひ召し上がっていただきたいのは、ランチタイムのカレー。地元旅館勤務の時代、仲居さんたちが絶賛していた料理長の自慢の一品。自然野菜の皮などでとったスープに天然豚や男爵より甘いキタアカリが入って、ピリッと辛くて後味すっきり、絶品です。今回の体験会でも、おかわり続出の大人気でした。やっぱり、旅館の裏メニューは美味しい!
今回、これからの新しい旅館スタイルのひとつを垣間見てきたような気がしました。

シンプルな客室
シンプルな客室(和室)
加賀吉水片野荘(かがよしみずかたのそう)
〒992-0564
石川県加賀市片野2-7-1
TEL 0761-73-2500
FAX 0761-73-2529

シンプルな朝食
シンプルな朝食
■電車でお越しの場合
JR北陸本線加賀温泉駅よりTAXI15分
■お車でお越しの場合
北陸自動車道加賀IC/片山津ICより10分
■地図 Yahoo!地図情報
1泊2食付8,000円~8,500円
2004年10月現在


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