いよいよ今年も紅葉のシーズン。
日帰りで紅葉狩りもいいかもしれませんが、せっかくなら泊まりがてら出かけてみませんか。紅葉がぴったり似合うのは「昔ながらの木造宿」。そこで、

「昔懐かしい木枠の窓を開けるとほんのりと風が通い、木製の欄干に湯上がりの濡れ手ぬぐいかけて、庭先の紅葉あるいは借景を眺めつつ、一句」 なんて洒落っ気まで興じてしまう、そんな木造宿、それもただの木造じゃなく「登録有形文化財」として国に登録される中から「おすすめの木造宿」をご紹介しましょう。




能登屋旅館 (山形県銀山温泉)

銀山温泉は、その名の通りむかし銀山があった山間に木造りの宿が並ぶ情緒あふれる温泉で、「おしん」の舞台ともなりました。温泉街奥には、秋には紅葉の山々をバックに、木造四階建てに望楼を冠する立派な木造の「能登屋旅館」。一見して文化財とわかりますが、館内にはエレベーターを設置したり小さいながら露天風呂を造るなど、古さのなかにも最低限の快適性を求めています。田舎風の食事や心配りもあって、何度も行きたくなる温泉宿です。地下には秘密の(?)洞窟風呂もありますよ。




向瀧 (福島県会津東山温泉)

会津若松の奥座敷「東山温泉」。その入口に、古くは会津藩の保養所であった木造の伝統旅館「向瀧(むかいだき)」があります。秋には彩り鮮やかな庭と会津の山々を望み、いにしえの建物は一部屋ごとに趣を変えます。「きつね湯」を呼ばれた100%源泉の湯上がりには、会津の酒に名物の鯉料理。「いつでもホッとな温泉宿」と自称するように、ホームページでは部屋の写真が選べ、鯉の食べられない方への配慮までしてくれます(こんなに予約時に配慮のあるホームページも珍しい)。お部屋代5,000円を支払えば一人旅も可能。この秋、ホッとな会津に出かけてみませんか。