一人暮らし/一人暮らしの冷凍保存術

卵・果物・お菓子の冷凍保存

食材が余りがちな一人暮らしの自炊では、便利な冷凍保存術を上手に活用したいものです。一般的に冷凍に不向きといわれる卵や、「こんなものまで冷凍できるの?」という意外な食べ物の冷凍と解凍方法をご紹介します。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

卵、お菓子の冷凍保存

冷凍が難しいといわれる卵や、食べ切れなかったお菓子なども、冷凍を使って、上手に最後まで食べきる方法をご紹介します

忙しい一人暮らしの自炊で、便利な冷凍保存術はぜひ知っておきたいもの。食材の無駄をなくして節約にもなり、調理時間の短縮にもつながるという一石二鳥の以上の効果があります。今回は卵や果物、お菓子など、「こんなものまで冷凍できるの?」という意外な食べ物の冷凍と解凍方法をご紹介します。もっとラクチンで美味しいひとりご飯の食卓のためのテクニックです。

卵の冷凍&解凍方法

卵は冷凍に向かない食材と言われていました。その理由は黄身と白身では性質が違うため、冷凍・解凍によって元のものとは違った食感になってしまうからです。しかし、ひと手間加えると、冷凍も可能。冷凍保存におすすめの卵の調理法も紹介します。

■生のまま
卵の冷凍保存

卵は解きほぐしてからタッパーなどで保存。火を加える料理に使えば、味の変化をほとんど感じず、食べられます

・溶き卵にして冷凍
普通の卵として使いたいときは、一度よく溶きほぐしてから、容器に移して、冷凍します。自然解凍すると、もとの卵液に戻るので、卵焼きや茶碗蒸しなどの加熱調理に使ってください。

 
■白身だけ
白身だけであれば、冷凍解凍後も元に近い状態に戻るので、シフォンケーキなどのお菓子や揚げ物の衣などに使うことができます。お菓子作りや料理のの過程などで、白身だけ余ってしまったときは、冷凍してしまうのがおすすめ。ただし、必ず加熱調理をしてください。

小さな器にラップをかぶせ、その中に白身を落とし、輪ゴムで口を止めて、フリーザーバッグで冷凍します。冷凍した白身を使うと、通常の泡立てよりも早く、メレンゲができます。

■調理後
卵の冷凍保存

薄焼き卵を作るときがあったら、多めに作っておいて、錦糸玉子にして冷凍しておくと便利です

炒り卵や薄焼卵は冷凍に向いています。一回量にラップでつつみ、フリーザーバッグへ入れて冷凍します。卵焼きは厚めに作ると、解凍したときにボソボソした食感になりやすいので、薄く小さく作るのがポイントです。電子レンジか、自然解凍します。なお、ゆで卵は回答したときに白身の部分が変質してしまうため、冷凍には向きません。

 

果物の冷凍&解凍方法

果物の冷凍保存

果物は凍らせて、シャーベットとして食べるのがおすすめ。暑い季節にぴったりの美味しいデザートになります

水分を多く含む果物は冷凍・解凍すると、元の食感に戻らないものが多いです。ただし、凍ったまま、もしくは半解凍でシャーベットのようにすると、そのまま美味しく食べられるものがほとんどです。ミキサーやフードプロセッサーをお持ちなら、凍ったまま砕いて、牛乳などと混ぜるとフローズンドリンクに。また、砂糖と煮詰めて、ジャムを作ることもできます。

■食感が変わりやすいもの(冷凍のまま、もしくは半解凍で食べるのがおすすめ)
バナナ・いちご・スイカ・りんご・キウイフルーツ・パイナップル・メロン・柿 など

■解凍後も比較的食感が変わりにくいもの
みかん・グレープフルーツ・ぶどう など

次のページでは、ケーキや和菓子などのお菓子の冷凍保存についてご紹介します。実は、あんなものも冷凍できちゃう!?>>次のページへ

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