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表書きと水引、のしについて(2ページ目)

いざとなるとどのようにつかったらいいのか悩むのが表書き、水引、のしの習慣。ルールーが複雑でややこしいと思われがちですが基本をおさえていれば大丈夫。

執筆者:中山 隆司

水引の色について

水引の本来の目的は、贈る品物や金包みをしっかり結びとめるという意味があります。また、けがれのないものを贈るという意味もあります。

使われる色は、白、赤、金、銀、黒、黄、などがありますが一色で使用する場合と組み合わせて使用する場合があります。

慶事一般:紅白、金銀、金赤
弔事一般:黒白、黄白、銀のみ、白のみ
※宗派によっては青白を使用する場合もあります。

水引を結ぶ時は、濃い色が右に、薄い色が左にくるように結びます。紅白なら紅が右、白が左。金銀なら金が右銀が左です。

水引の色の使い方は地域によって違いがありますのでその地域の詳しい方に聞くことをお勧めします。

のしの基礎知識

祝儀袋やのし紙の右上に紅白の折方がついていますね。これを「のし」といいます。じっくり見た人はあまりいないと思いますが、この「のし」について説明します。

熨斗(のし)は熨斗鮑(のしあわび)の略。鮑を伸ばして用いたことから熨斗鮑と称されました。昔は神事のお供え物として新鮮な魚介類を用いましたが、その中でも特に鮑(あわび)は重要な物でした。しかし、貴重な鮑を常に添えることが出来ません。そこで、代わりに鮑を薄くそいだものを平らに伸ばし添えるようになりました。そして、時代の移り変わりと共に熨斗鮑を和紙に包んだ形を「のし」と称して贈答品に添える風習が根付きました。

紙を折った折りのし
印刷した印刷のし


また、のしはなまぐさものにはつけないことになっています。贈答品が生物(鮮魚・精肉・鰹節など)の場合と、弔事全般、病気見舞い、災害見舞いなどには、のしは付けません。


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