実は野性味が強いんです

鳥を飼っている飼い主さんの多くは、鳥をケージの中に入れている時間が長いことを気にされるようです。そして、時間が作れればいつだって、鳥をケージから出し、部屋に放して遊ばせているようです。

「かごの中だけの鳥」には私も大反対ですので、毎日時間を作って、鳥をケージから出して遊んであげて欲しいと思います。ですが、ケージから出して自由にさせすぎてしまうと、本能が呼び覚まされてしまいますので注意が必要です。

古くからペットとして飼われ、ブリーダーさんが繁殖した子が流通してもいる鳥たち。野性味はとっくに薄れてしまっているように思われがちなのですが、実は鳥って野性味がすごく強いんです。限られた部屋の中だけであっても、飛ぶことが増えるとそれに従い、鳥の本能は呼び覚まされていきます。

鳥にそんな強い野性味があるとは思っていない飼い主さんは、鳥のためにと思って部屋に放す時間を多く作っているだけですから、鳥が本能に目覚め始めているなんて気が付きません。そしてある日、鳥が手乗りじゃなくなっていることに気が付きます。いえ、気が付きません。手よりも肩や頭に乗ることが増えたように感じる程度でしょう(手乗りについては別ページで説明します)。

いつもと同じに接しているのに、鳥が触られるのを嫌がったり、触ろうとした手を噛まれたりして、小さな衝撃を受けるようにもなります。でもきっと、小さい衝撃なのでここではあまり気にしないでしょう。けれども、鳥にしてみれば飼い主が行動を正さなかったことで自分の意思が通ったと判断することができますので、より本能が呼び覚まされていきます。