ステップ2 - 見学と相談

愛護団体にもよりますが、ほとんどの愛護団体は自分たちのメンバー以外の方が見学に来ることを拒みません。ですので、最初は見学させてもらいましょう。

一言に愛護団体といっても、その活動はさまざまです。捨てられたり飼い切れなくなったペットの保護や新しい飼い主を探す活動をしている愛護団体もいれば、犬のしつけ教室を開催して終生飼養を推進している愛護団体もいますし、講演会や勉強会といった飼い主の勉強の場を提供している愛護団体もいます。

また、メンバーが楽しく活動している愛護団体もあれば、メンバーがほとんど会話せずに活動をしている愛護団体もあります(私は活動を続けていくためには楽しさは必要だと思うのですが、目的を達成することが大事で楽しさは不要だと考える方もいらっしゃいました)。

実際にどんな活動を、どういった人たちが、どういう雰囲気の中で行っているのか、じっくり見学させてもらいましょう。参加するかどうかは、その後決めればいいと思います。

見学するときには、活動している方たちにその愛護団体についてお話を聞かせてもらうといいでしょう。特に大きな愛護団体では、活動している人たちと愛護団体のトップとが離れていて、まったく違う行動(活動)をしていることもありますので、愛護団体のトップの人についても教えてもらうといいでしょう。

相談して対応を確かめるのも1つの方法です

見学して、話を聞かせてもらっても何か気になることがあったならば、次は相談してみてください。ちょっとだますみたいで嫌な方法なのではありますが、実際に相談してみて始めて知ることもあるかもしれません。

以前、拾った子猫の新しい飼い主を探している人の話を聞いたことがあります。この方は、拾ってしまったものの自分の家では飼えないために新しい飼い主を探していました。けれども、新しい飼い主を探す方法を知るまでに、悲しい経験をしてしまいました。

この方が最初に問い合わせた愛護団体は、「飼い主のいないペットを減らす」ことを目的としている愛護団体でした。この方が保護したけれども自分では飼えないので、と話をすると、「じゃあ動物病院で殺してきてください。そこらへんに捨てないでね。」というようなことを言われたのです。

この愛護団体には、似たようなことを言われた相談者が多くいます。なぜならば、この愛護団体は「飼い主のいないペットを減らす」ことが最大の目的であり、「自分では飼えないから捨てる」行為はなんとしても止めたいのです。「捨てるくらいなら動物病院で殺してきて欲しい」らしいのです。

「飼い主のいないペットを減らす」ための活動は、新しい飼い主を探すことだけではありません。私は勧められませんが、捨てるよりは殺処分という考え方もあるのでしょう。でも、問題は考え方についてではありません。問題は、この愛護団体の活動案内のどこを読んでも殺処分を勧めるようなことが書かれていないことです。

この愛護団体は、活動案内だけで判断すると、新しい飼い主を探す活動をしている愛護団体に思えます。でも、実際には、この愛護団体の窓口に相談をすると、「捨てるよりは殺処分」と言われてしまうのです。だますようで悪いかなぁ、と思っても相談して事実を知ることも大切なのかもしれません。


動物愛護団体を探すための4つのステップ-1


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。