ハムスターの病気について解説

ハムスターの病気について解説

今回は、ハムスターに多くみられやすい病気について紹介していきます。

<目次>

 

ハムスターのほとんどの病気は飼い方で防げる!

病気のことを考えると、ついついその症状や治療法に頭がいってしまうものですが、でも1番大切なのは予防です。
ありがたいことにほとんどの病気はフードや飼育環境を整えることで防ぐことができますので、世話になれてきても手を抜くことなく、健康を守ってあげましょう。
 

ハムスターの病気は早期発見も大事

予防に続いて大事なこと、それが早期発見です。
毎日ぼやっと眺めるのではなく、しっかりと見るようにしていれば昨日と違う行動や異常に気が付けるものです。
そうしてすぐに病気の兆候に気が付くことができれば、症状の軽いうち、体力のあるうちに治療することができるので助けられる可能性が高くなるのです。

どんな飼い主だって日に一度はハムスターを見るものでしょう。
そのときに「今日も可愛いね~」で終わらせずに、昨日と違うところが無いかどうかしっかり見ましょう。
これは飼い主にとって大変なことではないはずです。
 

ハムスターに多く見られる5つの病気とは?

私のかかりつけの動物病院で患者さんに多い病気というのをリサーチしてきました。
この動物病院では、ということですからみなさんのハムスターがなりやすい病気のトップ5というわけではありません。
ある病院にて多くみられる病気のトップ5です。
 

ハムスターの病気1:下痢

飼い主が気が付きやすい病気でもある下痢は、大きく分けると食事が原因のものと寄生虫によるものとがあります。
食事が原因のものは、私達が下痢をするときとほぼ同じ理由から、食べ過ぎや消化しにくい物を食べたとき、腐敗したものを食べたとき等におこします。
頻繁にフードを取りかえるのも原因となることがあります。

寄生虫が原因のものは、寄生虫を駆除しないと治りません。
特に飼い始めは寄生虫を持っている可能性があることを忘れずにし、下痢や体重が減ることが無いかどうかチェックしましょう。
寄生虫の中には、人間にも寄生するものもあります(縮小条虫、小型条虫等)。

下痢というと簡単に考えやすいようですが、下痢は体力を消耗しますし、放置していればどんどん弱ってきてしまいます。
下痢に気が付いたときは必ず原因を考え、かかりつけの動物病院に電話相談する方がいいでしょう。
 

ハムスターの病気2:皮膚病

皮膚病も飼い主が気が付きやすい病気ですので、早期発見を心がけてください。
皮膚病には細菌によるものやダニアレルギー食事等が原因となっているものが多くみられます。
原因に関係なく、治療しないと治りませんので放置してはいけません

治療と合わせてやって頂きたいのが原因を無くすことです。
掃除の回数を増やすなどしてケージを清潔に保つようにすると共に、アレルギーであれば原因となった敷材やフードを替える、食事内容を見直し16%以上のたん白質を含むフードに替える等する必要が出ます。
動物病院でどういった敷材やフードを与えるべきかよく説明してもらい、可能であれば使っているもの(使いたいもの)を見せて確認してもらうといいでしょう。
 

婦人科系の疾患

皮膚病

 

ハムスターの病気3:婦人科系の疾患

子宮蓄膿症等メスがおこす可能性のある病気も多くみられる病気です。
陰部からの出血や陰部の汚れにより気がつくことが多いそうなのですが、メスが1歳を過ぎたら可能性があるとして気にして見るようにして早期発見につなげて欲しいと思います。
お腹が膨らんだり、水を多く飲む・オシッコの量が増えるといった症状も合わせて見られることがありますので、陰部だけでなく行動全体を気にしてあげて下さい。
※ハムスターでは生理出血はみられません。出血があった場合には怪我や病気を疑って下さい。

治療は、ハムスターの状態に合わせ、投薬治療か子宮や卵巣の摘出手術を行うようです。
婦人科系の病気は高齢(2歳過ぎ)で発見されることが多く、手術に耐えられるだけの体力があるかどうかが治療においてはすごく重要になります。
まだ病気の進行が少なく、体力がある状態であれば2歳をすぎていても手術できる場合もありますので、長い投薬でイヤな思いをさせないためにも早期発見が重要になってきます。
 

ハムスターの病気4:肝臓疾患

ヒマワリの種など高脂肪のものばかりを与えられているとハムスターの肝臓はフォアグラ状態になります。
また、細菌やウィルスが原因として考えられている肝炎も飼育環境や食事内容も原因のひとつと考えられています。

大事なことは、ハムスターにとって必要なものを与えるということ。
好きだからとヒマワリの種ばかりあげていてはいけないんです。
余計な負担をかけないように、大喜びしてくれなくても適切なエサを与えるようにし、おやつの量は極少量に決めることで予防できます。

肝臓疾患は、食欲が落ちたり体重が減る、下痢、腹部の腫れ等の症状がありますが、血液検査やレントゲン検査等をしないとはっきりとはわかりませんので、判断しにくい病気に入るかと思います。
それだけに予防が大切になってくるでしょう。
 

偽冬眠

肝臓疾患

 

ハムスターの病気5:偽冬眠

これは病気とは違うようにも思ったのですが、これからの時期に多くなるものなので注意して欲しいです。
文字のごとく、「偽りの冬眠」です。
本来温暖な地域で暮らしているハムスターは、気温が下がると冬眠します。
これはペットとして飼われているハムスターには必要のないことです。
偽りではあっても体力をかなり消耗しますので寿命を縮めることになりますし、そのまま放置すれば死んでしまうこともあります。
絶対に偽冬眠をすることの無いように、温度管理をして下さい。
 

ハムスターに多く見られるその他の病気

上記以外にも結膜炎外耳炎斜頚不正口咬心臓病等いろいろな病気がハムスターにもみられます。
ここで全てを紹介することはできませんが、ハムスターは飼育本がいくつも市販されておりますので、飼い主さんには数冊は飼育本を読んで、どんな病気があるのかを知っておいて欲しいと思います。
どんな病気があるかを知り、その初期症状がわかっていれば早期発見できる確率もあがるというものです。

コレ!と思える飼育本が見つからなかったら、かかりつけの動物病院で教わるのもいいと思います。
どういった病気が多く、どういった症状から気が付くことができるか。
それを知った上で予防に努めていれば、ハムスターの健康をより守れることになるでしょう。
 

【関連記事】

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。