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アレルギーでも飼えるペット!飼いたい動物に合わせた注意点と対策法

アレルギーがあっても種類を選べばペットを飼うことができます。ハリネズミのような毛のない動物がおすすめです。自分には動物アレルギーが無いと思っている方もいきなりアレルギー症状が出てしまうかもしれませんよ!犬や猫を飼いたいと思ったら、まずは一度アレルギー検査をしてみませんか?

執筆者:村田 亜衣

もし動物アレルギーだったら……

アレルギーでも飼えるペット!飼いたい動物に合わせた注意点と対策法

犬アレルギーでも飼えるペットをご紹介

先日、初めてアレルギーを経験してしまいました!思っていた以上に辛かった。苦しかったです。
幸い、私のアレルギーはペットではなかったのですが、 もし自分にペットのアレルギーがあったならば、と考えると怖い限りです。

でも大丈夫。ペットに対するアレルギーがあってもペットを選べば飼うことはできます。
 

<目次>
 

ペットアレルギーとは? まずはアレルゲンを知ろう!

ペットとアレルギーでも書きましたが、 まず調べなければいけないのがアレルギーを起こしている原因アレルゲンです。
ペットの毛や皮脂(ふけ)等ペットがアレルゲンを持っている場合だけでなく、 ペットの飼育ケージに使う敷材等によりアレルギーが起きることもあります。 無条件にペットがアレルゲン、と決め付けるのではなく、 まずは自分のアレルゲンを調べましょう。
 

アレルゲンはどうやって調べるの?

アレルゲンは、血液検査皮膚テストで調べることができます。
どちらも簡単なものですので、怖がる必要はありません。
が。
お医者さんによってはペットに対するアレルギーがあるとわかると、 ペットを譲渡・処分するように勧めてくる場合があります。 アレルギーの原因を無くすべきだということで言われるのだと思いますが、 中にはキツく言われる先生もいるようです。
そんなとき、間違ってもケンカはしないで下さい。
お医者さんはあなたの身体のことを思って言っているのですから、 ひとつのアドバイスとして聞いておきましょう。
 

アレルギーの症状は様々!一度アレルギーではないか疑ってみて

実は私、自分にはアレルギーは無いと信じきっていたんです。
なので、アレルギーだと気がつくまでに3ヶ月以上かかってしまいました。 普段と違うとわかりつつも、風邪でも引いたかな、と気にしなかったんですよ。 でも、風邪にしては鼻だけぐずぐずするのが長すぎる、と思うようになり、 ようやっとアレルギーを疑ってみたのでした。

アレルギー症状はひとつではありません。
また、症状も強く出ることもあれば弱い場合もあり、 自分が気にしていないとアレルギーだと気がつくのに時間がかかってしまうこともあります。
当然のことながら、早めに気がついて対応策を考える方が自分がラクですので、 くしゃみや鼻水、咳、涙目、痒み、じんましん等の症状が、 特に思い当たる原因もなく続いているという方は 一度アレルギーを疑ってみるといいかと思います。
 

アレルギーのある人に向いたペットとは?

ペットに対するアレルギーがあった場合でも、ペットの種類を選ぶことで アレルギーを起こすことなくペットは飼えます。
ペットに対するアレルギーは、ペットの毛や皮脂がアレルゲンな場合がほとんどですので、 毛の無い動物種を飼ってみてはどうでしょう?
 

動物アレルギーでも飼えるペットは毛の無い動物たち

ハリネズミを飼うのもおすすめ

ハリネズミを飼うのもおすすめ

小動物では、スキニーギニアピッグハリネズミが毛のない動物としてはお勧めです。 どちらも飼い主に良く馴れ、スキンシップを楽しむことができる相手ですので、 ペット候補として検討してみてはどうかと思います。
ではメキシカンヘアレスドッグチャイニーズクレストドッグ等毛の無い種類だけでなく、 プードルのように抜け毛の少ない種類というのも検討してみていいのかもしれません。
管理が大変になりますが、爬虫類というのも検討して欲しいペットです。 小動物のように抱っこしたり撫でたりするのには不向きですが、 飼い主を識別し、馴れますので、愛着のわくペットであることは間違いありません。
 

どうしても毛のあるペットが飼いたい場合のアレルギー対策

犬や猫であるならば、アレルゲンとなる抜け毛や皮脂を減らすべくシャンプーするという方法がありますが、 小動物の場合にはそうはいきません。
シャンプーすることでペットに負担をかけることがありますので、 別の方法で抜け毛対策はしないといけないでしょう。

ブラッシングは抜け毛を取り除くだけでなく、 ペットの身体をチェックすることができますのでお勧めです。
アレルギーのある・なしに関わらず定期的に行い、皮膚の異常にはすぐに気がつけるようにしましょう。

食事内容を見直す、というのもひとつの方法です。
皮膚や毛の状態が良ければ自然と抜け毛やふけは少なくなりますので、 フードの成分をチェックして選んでみたり、 ビタミンCやE等皮膚・毛にいいサプリメントを与えてみるのもいいかもしれません。

アレルゲンを持つペットを飼う場合、 悲しいでしょうが世話のメインは他の家族に頼んで下さい。
アレルギーのある方は、症状が出ない・負担にならない程度でペットと接するようにし、 ご家族に心配をかけないようにしましょう。
そうすることで、ペットが問題となることを減らせるものと思います。
 

ペットの飼育用品がアレルゲンの場合

ペットは大丈夫だけれど、敷材がアレルゲンとなっている場合があります。
こういった場合は敷材を変えればいいのですが、 ペットもアレルギーのある場合、お互いに大丈夫な敷材が見つからないかもしれません。
そういった場合には、敷材を無くしてしまうのもひとつの方法です。

ペットがアレルギーを持っている場合には、敷材を使わず、 キッチンペーパー等の水分を吸収するものを敷いて使うことがあります。
敷材を使うことでペットや飼い主にアレルギーが出てしまうのであれば、 同じように敷材を使わないというのもひとつのアレルギー対策だと思います。
見た目に違和感があるかもしれませんが、 大事なのは見た目ではなく健康、害の無いものを使うのがベストです。
 

掃除するときは装備が大切

ケージの掃除をするときが一番敷材等を吸い込みやすいときだと思います。
アレルギーのある方が掃除をする場合は、 マスクを重ねてつけるなど装備を固めてからするようにしましょう。
(できるならば、ケージ掃除はアレルギーの無い家族にお願いしてしまいましょう)
 

部屋の掃除も忘れずに

今回自分が経験したことで知った新たな事実、それはペットがアレルゲンでない方もペットを飼うことでアレルギー症状が出ることがある、ということでした。
どういうことかと言いますと、ほこり(ハウスダスト)です。
ペットは人間と違い部屋の角っこに入ったり、 室内を走ったりすることがあります。
それによりほこりが舞いあがってしまい、人間が吸い込みやすくなってしまうそうなのです。
ほこりがアレルゲンな方は、 ペットを飼うことでアレルゲンが増える可能性が高いそうなので、 まめに掃除することを心がけて予防するといいと思います。

 

これからペットを飼う予定のある方へ

飼ってから自分や家族にペットに対するアレルギーがあった、と知って慌てるのではなく、 飼う前に検査をし、家族にアレルギーがあるかどうかを調べるようにして下さい。
たとえ1週間であったとしても、その間家族として暮らしてしまうと 別れるのは飼い主家族にもペットにも辛いものです。
避けられる辛さを味わうことのないように、事前にアレルギー検査をしてしまいましょう。

飼う前に検査してあれば、自分にとって何がアレルゲンなのか知ることができますし、 ペットに対するアレルギーの可能性が高いかどうかも教えてもらえますので、 自分達家族の免疫力が弱まらないようにして予防することもできます。
健康診断のひとつとして、ご家族で検査してみてはどうでしょう?

飼い始めてから何年かしてアレルギーが出ることもあります。
これは私たち人間の体質に変化があった場合や、 他のアレルゲンと重なって身体がもうダメだとサインを出す場合等です。 それ以外にも、病気やストレス等で身体が弱っているときにも アレルギーが出ることはあります。
でも、ここで慌てて早まった選択をしたりせず、 なぜアレルギー症状が出たのかを突き止め、 どう対処していくかを決めるようにして下さい。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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