さてさて3回に分けてご紹介してきた「ハムスターを繁殖しよう!」ですが、今回は妊娠・出産から育児行動までのポイントをご紹介しましょう。

ついに新しい命が宿りました。
妊娠10日目位から、お腹の膨らみが目立ち始め、もたもたと歩く様になります。体重を測れば増加しているのが分かりますが、流産してはいけませんので、嫌がる場合は無理矢理測らない様にして下さい。

妊娠中は、以下の事に注意してあげましょう。
ケージを落ち着く場所へ移す
とにかく静かで余り明る過ぎない場所へ移します。それと、給餌給水以外はケージに近づかない事です。掃除は寝ている時にこっそりしましょう。勿論大掃除などをしてはいけません。
巣材を増やす
出産が近づくと巣作りを始めます。巣材は多めに入れておきましょう。
食事にも気を使う
高タンパクで低カロリー、ビタミン・カルシウム豊富、を目指しましょう。ミルワーム・ササミ・鶏卵・ペットミルク・チーズ・煮干等を意識的に与えて下さい。主食も含め、給餌量は多め。通常の1.5倍位与えても構いません。
そうそう。出産直前の陰部からの出血は、胎盤形成の副産物なので心配は要りません。



そして、ジャンガリアン等のドワーフ種は21日前後、ゴールデンは16日前後で出産を迎えます。巣の中から"きゅいっきゅいっ"っという鳴き声が聞こえてくるはずです。出産自体は殆どが安産なので心配は要りませんが、問題はその後です。子供を食べてしまったり、育児を放棄してしまったり。育児放棄してしまった子を人間が育てたり、他のメスに育ててもらったりするのは相当に難しいそうです。ですから、とにかく子食いや育児放棄をさせないような気配りが必要です。ではどういう点に気をつければ良いのでしょうか。以下に挙げてみましょう。
とにかく刺激をしない
出産後は、しばらく掃除もしなくて構わないくらいです。安心できる環境を整えましょう。
引き続き食事に気を使う
妊娠中に引き続き、栄養の質とバランスには気を使いましょう。
子ハムに人間の匂いを付けない
いくらカワイイからといって、いきなり触ってしまうのは厳禁!仮に子ハムが巣に戻れなくてさ迷っていても、直には触らず割り箸の先に母親の匂い(おしっこ等)をつけたティッシュを巻いた物で戻してあげましょう。



さてさて、後はどんどん大きくなってきます。
子ハムは大体生後20日前後で離乳期を迎えます。離乳した子ハム達には、柔らかくて小さい物を与えましょう。キャベツを小さくちぎった物や、ソフトタイプのペレットを小さく割った物などがお奨めです。
1ヶ月もしたら完全に親離れ。親子を別々のケージに移しましょう。里子に出すなら、この頃からが良いです。その前でも、母親が子ハムを別の個体として認識し始めた時には同様に別居させましょう。具体的には、母親が子ハムを攻撃して怪我を負わせてしまった場合です。
そして、2ヶ月もしたら、子ハム同士も1匹1ケージに分けましょう。
怪我をするようなケンカをしたり、交尾をする可能性も出てくるからです。ハムスターは1匹1ケージが基本なのです。

それでは。きちんとした意識と知識をもって繁殖に望み、かわいいベビーとご対面しましょう!


~関連Close Up!記事~


~関連おすすめサイト集~


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。