爬虫類・両生類/両生類・爬虫類関連情報

ベルツノガエル

カエルの第5弾はご存じ、正直何の説明もいらないベルツノガエルです!!

執筆者:星野 一三雄

TOPカエル地表性ガエルの仲間>ベルツノガエル
ベルツノガエル
写真提供:LIFE WITH FROGS

ベルツノガエル

学 名Ceratophrys ornata別 名:ベルツノガエル英 名:Argentinian Horned Frog, Ornate Horn frog, Pac Man Frog分 布:アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル南東部全長:13cm

もはや特別な紹介の必要がないまでになった、ペットフロッグの代表になったカエルです。ちなみに名前の「ベル」は人名です。見てのとおり、体の半分が頭と口のような体型と赤、黒、緑、褐色の幾何学的で多様な斑紋パターンが特徴です。名前にある「ツノ」はあまり発達せず、目の上に辛うじて突起として認められる程度です。

自然下では雨季の間に活発に活動し、乾季の間は地中深くで休眠をします。雨季の大雨の後などに産卵は行われ、一般に1000個ほどの卵を水中に産みます。卵から孵化した幼生は共食いもしながら、急速に成長し3~4週間で変態して上陸します。幼体は昆虫類を食いますが、成長した大型の成体は地面などに半分だけ潜って目の前を通りかかる齧歯類などの哺乳類を含む小型の動物を食べています。

飼育下でもあまり活発でなく飼育しやすいカエルです。何より大量にCB個体が流通していますので、飼育が勧められるカエルと言えるでしょう。また非常に非常に多くの斑紋パターンの品種が売られていますので、選ぶ楽しみもあります。ただし、美しい品種を作出するために近似種のクランウェルツノガエルと交雑が進んでおり、純血の個体を入手するのは非常に困難であるようです。また目の前で動くものには何でも飛びついて食べようとしますので、大型の個体の場合は危険ですので注意が必要です。地表性カエルの飼育
  • 水場を設置しない場合は乾きすぎ、湿らせすぎに注意する
  • 床材を飲み込まないように餌は必ずピンセットで与える
  • 成体には餌の与えすぎに注意する

    <関連記事>
    カエルの魅力from All About

    <おすすめINDEX>
    カエルfrom All About
    カエルのコミュニティサイトfrom All AboutTerra Herps.では図鑑作りへのあなたの参加を待っています!
    • 自分の持っているベルツノガエルに関する情報を書きたい!
    • 星野の情報はココが間違っている!
    • みなさんが提供した情報や意見を読みたい!
    そんなあなたはココをクリック!
    飼育の基本情報
    飼育容器脱走できない構造で床面積がカエルの二倍程度の広さであればよい。フタをしない場合は高さが必要。
    温度24~28℃程度に保温。ケージ下面からシートヒーターで保温すればよい。
    照明必要なし
    床材なくてもよいが、湿らせたスポンジなどでもいいし、ヤシガラ土や腐葉土、水苔などを組み合わせて湿度をコントロールできる素材のものを厚めに敷くとベター。
    容器内レイアウトケースに薄く水を張っただけでも飼育できる。床材をきちんと敷いて観葉植物などでレイアウトしてもよい。
    小さいときは昆虫を中心に。大きくなったら週に2回ほどピンクマウスや金魚などを与える。
    基本的な世話
    ※「飼育の基本情報」は「アクアリウム・シリーズ ザ・カエル(誠文堂新光社)」「ビバリウムガイドNo33(マリン企画)」および海外サイトを参考にしました。
    【編集部おすすめの購入サイト】
    楽天市場で人気のペット用品を見るAmazon で人気のペット用品を見る
    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

    あわせて読みたい

    あなたにオススメ

      表示について

      カテゴリー一覧

      All Aboutサービス・メディア

      All About公式SNS
      日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
      公式SNS一覧
      © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます