TOP>カエル>地表性ガエルの仲間>ベルツノガエルベルツノガエル
学 名:Ceratophrys ornata別 名:ベルツノガエル英 名:Argentinian Horned Frog, Ornate Horn frog, Pac Man Frog分 布:アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル南東部全長:13cmもはや特別な紹介の必要がないまでになった、ペットフロッグの代表になったカエルです。ちなみに名前の「ベル」は人名です。見てのとおり、体の半分が頭と口のような体型と赤、黒、緑、褐色の幾何学的で多様な斑紋パターンが特徴です。名前にある「ツノ」はあまり発達せず、目の上に辛うじて突起として認められる程度です。
自然下では雨季の間に活発に活動し、乾季の間は地中深くで休眠をします。雨季の大雨の後などに産卵は行われ、一般に1000個ほどの卵を水中に産みます。卵から孵化した幼生は共食いもしながら、急速に成長し3~4週間で変態して上陸します。幼体は昆虫類を食いますが、成長した大型の成体は地面などに半分だけ潜って目の前を通りかかる齧歯類などの哺乳類を含む小型の動物を食べています。
飼育下でもあまり活発でなく飼育しやすいカエルです。何より大量にCB個体が流通していますので、飼育が勧められるカエルと言えるでしょう。また非常に非常に多くの斑紋パターンの品種が売られていますので、選ぶ楽しみもあります。ただし、美しい品種を作出するために近似種のクランウェルツノガエルと交雑が進んでおり、純血の個体を入手するのは非常に困難であるようです。また目の前で動くものには何でも飛びついて食べようとしますので、大型の個体の場合は危険ですので注意が必要です。飼育の基本情報 |
飼育容器 | 脱走できない構造で床面積がカエルの二倍程度の広さであればよい。フタをしない場合は高さが必要。 |
温度 | 24~28℃程度に保温。ケージ下面からシートヒーターで保温すればよい。 |
照明 | 必要なし |
床材 | なくてもよいが、湿らせたスポンジなどでもいいし、ヤシガラ土や腐葉土、水苔などを組み合わせて湿度をコントロールできる素材のものを厚めに敷くとベター。 |
容器内レイアウト | ケースに薄く水を張っただけでも飼育できる。床材をきちんと敷いて観葉植物などでレイアウトしてもよい。 |
餌 | 小さいときは昆虫を中心に。大きくなったら週に2回ほどピンクマウスや金魚などを与える。 |
基本的な世話 | 地表性カエルの飼育水場を設置しない場合は乾きすぎ、湿らせすぎに注意する床材を飲み込まないように餌は必ずピンセットで与える成体には餌の与えすぎに注意する※「飼育の基本情報」は「アクアリウム・シリーズ ザ・カエル(誠文堂新光社)」「ビバリウムガイドNo33(マリン企画)」および海外サイトを参考にしました。 |
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