全国の両爬ファンのみなさん、コンニチハ!!
最近、フィールドネタが連発していて申し訳ありませんが、今回は両爬のフィールドイベント「Herpthon(ハープソン)2004」のご紹介です。
この記事をお読みになり、一人でも多くの方がハープソンに参加して頂けることを心より期待しております。

▼どんなイベント?
ハープソンHerpthonとはハーピングHerpingあるいはハープウォッチングHerptiles watchingとマラソンMarathonの合成からなる造語です。
つまり野外に出て両爬をどれだけ多くの種類を観察できるか、を競うイベントです。
◇元は鳥から
実はこのイベント、元をただせば鳥からなんです。つまりバードソン(bird watchingとmarathonの合成造語)と呼ばれるバードウォッチング競技がイギリスで生まれたことが始まりなんです。
バードソンは、自然保護のための募金活動を目的として、募金活動とバードウォッチングを融合させた競技です。本家バードソンはやや仕組みが複雑なので、ここでは詳細は割愛させて頂きますが、簡単に言うと、多くの鳥を観察すればするほど、多くの募金を集めることができる競技なのです。まさに大きな目的を持ってバードウォッチングを楽しめるようになっているわけです。
日本では1986年から(財)日本野鳥の会が主催し、1999年からは「学生バードソン実行委員会」が主催をしNECが協賛をするイベントになり、年一回開催されています。

ハープソンはまさに、その両生爬虫類版のイベントであります。

▼Herpthon2004の仕組みとルール
基本的にハープソンもバードソンと同じで、いかに多くの両生爬虫類を観察できるかを競い、多くの募金を集めることを目的としています。
ただし、我らが両爬は国内に生息する種数が鳥とは比較にならないくらい少ないわけですから、同じルールではできません。
ルールの詳細は公式ページを見ていただくとして、ここでは簡潔にルールの特徴をご紹介しましょう。
◇三種類の参加方法
ハープソンへの参加方法は三種類に分けられます。
1.一般参加
実際に両爬の観察を行い、その種数を競います。観察した種数による成績に応じて、景品がもらえます。1000円の参加料が必要です。

2.サポーター参加
特定の一般参加者を応援する参加形態です。
自分で「応援する一般参加者」と「応援する参加者が観察した種数に応じた寄付金額」を決めて、応援と寄付をします。
例えば
「私は星野に、100円/種でサポーター参加します。」
というのは、競技期間中に私、星野が計30種類の両爬を観察したならば30種×100円で
「3000円の寄付を行います。」
ということになるわけです。

3.単純寄付参加
単純に、自分の好きな金額を寄付します。

◇期間と場所
本家バードソンは、競技日を設定し、全国各地で、その一日で確認できた種数を競い合います。一方ハープソンは、一日だけなんてとんでもないです。スカなんてのは両爬観察ではザラですから...そこで期間を設定し、その期間に両爬観察を行ってもらいます。
さらに、両爬の場合は地域によって分布する種数が全く異なりますので、全国を10の地域に分けてエントリーし、その地域に分布する種数に応じて、地域による不公平が生じないようにルールを工夫しています。

◇11の各賞を競う!!
両爬は種数が少ないので、競技性を持たせるためにハープソンではさまざまな工夫をしています。
その目玉が、豊富な各賞です。
それぞれの内容は公式ページをご覧いただくとして、ここではいくつかの章をご紹介します。
最優秀賞
もちろん、期間中に最も多くの両爬を観察できた参加者に贈られる賞です。沖縄が有利なのは仕方ないですが...

芸術賞
撮影された両爬の写真の芸術性を競う賞です。選考委員長はあの写真家・松橋利光さんです。

地域割合賞
これはエントリーした地域に分布する両爬全種数に対する観察できた種数の割合の%を競う賞です。
例えば沖縄地域に30種の両爬が分布するとして、15種観察できたならば15種/30種=50%ということになるわけです。

その他にも、さまざまな賞がありますので分布する種数が少ない地域でも、きっとチャンスはあるはずです。

◇寄付・募金の使い道
気になる寄付金や募金の使い道ですが、もちろん利益を出すためのイベントではありませんので、参加者から集められた参加料や寄付金はその総額の景品代や運営費を差し引いた金額全額が野生動物の保護活動のために寄付されます。今年の寄付先は「西表ワイルドライフセンター野生動物保護基金」を予定しています。