ヒバカリの飼育方法

それではヒバカリの基本的な飼育方法です。
ここでは、例えば「脱走されないように」とか「脱皮の際に手がかりになるような」とか基本的なヘビ飼育と共通する部分は割愛しています。

■ケージ
なるべく底面積の大きいプラケース。複数の飼育をするならば45cmサイズの中型プラケが必要になります。
大きめのケージを用意することは、複数の環境を再現し、ヒバカリ自身に好適環境を選ばせることにつながります。
またヒバカリは餌を食べるときに体を伸ばすひつようがあるし、日光浴をするような行動を他のヘビ以上にしますので、広い方が良いのです。

■床材
様々な意見がありますが市販の「爬虫類マット(日本動物薬品社)」と「自然の土」を利用する場合がいい結果に結びついています。
基本的に床材全面がじめじめしているのはよくありません。
自然の土を利用する場合は、使用前に土を天日干しするなど、あらかじめ殺菌します。一番下に湿らせたミズゴケを5cmほどの厚さで敷き、その上に同じ厚さで土を敷きます。こうすることによって表面は乾いているが、内部は湿っている、という自然の環境を再現させることができます。
また、土を敷かない場合も植木鉢などで土を置くと良いようです。

■保湿、照明
保温や紫外線は必要ありません。観賞用の照明があれば十分でしょう。

■インテリア
意外に立体行動を好む一面があります。環境を選ばせる意味でも、木の枝、シェルター、平たい石などを配します。特に石は彼らの体温の調節に役立っているようです。

水容器は大きめのタッパーで十分な量の水を維持できるように常設します。
またシェルターも乾燥したものとミズゴケなどを入れた高湿度のものの二つを設置すると良さそうです。市販されているウェットシェルターも利用できます。
餌入れはケージに余裕があれば準備するといいでしょう。ミミズなどの餌が床材まみれにならないようにします。

餌の与え方

ヒバカリ飼育のポイントはここにあります。
基本は多様な餌を「食いたいだけ食わせる」ことです。与える餌は小さなカエル、オタマジャクシ、ミミズ、ドジョウ、金魚、メダカ
ミミズは釣り餌用のシマミミズは食いません。ミミズ自身が持つ薬効成分を嫌うようです。畑や林にいる、いわゆる「ドバミミズ」が必要になります。これらの餌を入手できるときに大量に準備しておいて、一回の給餌で食い残す程度与える必要があります。特に秋は冬眠に備えて、大量に食わせましょう。餌のバリエーションは大切で、少なくともミミズとメダカだけを与えて長期飼育に成功した、と言う話を聞いたことがありません。
メダカやドジョウは水容器に泳がせて与えます。このときに水が汚かったりすると、餌を食わなくなってしまいます。