いつか、ネコとの生活を夢見て…
 
私が中学時代に出会い
ネコ生活の切っ掛けを
作ってくれた
「須美子」
小さい頃に家族でネコを飼っていたけど、自分で育てた経験はない…
これからはじめてネコを飼う予定…
今は無理だけど、いつかネコとの生活をスタートさせてみたい!

そんな皆様のお役に立つ事を願って「これからネコと暮らす方へ」というシリーズを書いていきたいと思います。


-■最初に■-

当たり前のことですが、ネコは生き物。ふわふわの可愛いだけのぬいぐるみではありません。

【かなり頑固な】自分の意志を持っています。すなわち、人間の思い通りにはならない、ということです。
適切な食餌、健康管理を怠ると病気になります。
健康保険などがありませんので(民間のものはありますが)、獣医さんに支払う金額も高額になりがちです。
ネコの性格によっては、甘やかして育ててしまったら長時間留守をするだけで「しっぺ返し」をされることもあります。
犬と違ってジャンプ力がありますし、高いところ、狭い場所が大好きですから、「そこには入らないで!」「棚の上に乗らないで」という要求を聞いてもらうのは難しいでしょう。
爪とぎで家具や家を台無しにされるかもしれません。
食餌に関してもグルメになりがちです。
毛がたくさん抜けます。
鳴き声がかなりうるさいネコもいます。
抱っこしたい!膝に乗って!と思っても、抱っこや触られるのが大嫌い!という性質の子もいます。

こうやって並べてみると、ネコって本当にわがままで扱いにくい動物のように思えますよね。それなのに、なぜネコに惹かれる人がこんなに多いのでしょう?

 
あなたはネコのどんなところに惹かれますか?



ネコの魅力・ネコとの出会い
 

ネコの姿形が愛らしい、と感じる方も多いでしょう。
「目が光る」「光線によって表情が違う目が気持ち悪い」とネコが苦手な方が多くあげる「ネコの目」に神秘を感じる方も多いかもしれません。

でも、私は何よりも「ネコの存在」そのものに惹かれる人が多いのではないかしら?と思います。
対人関係の難しい社会に生きていて、ネコのその「わがまま」に見える「自分が興味を持ったものに対してはとことん執着」でも「興味がなければ完全無視」できる「ネコらしさ」、そのマイペースさは、多くの人が憧れる部分かもしれません。

でもね、そんなたいそうな理屈などではなく、道ばたで出会ってしまって、どうしても見るに見かねてネコとの同居が始まって…気がついたら、いつもネコがそばにいてくれるのが当たり前の生活になってしまった、という方が一番多いのかも。

これから、ネコとの同居をお考えの皆様、ネコとの生活はとても穏やかで暖かく幸せな時間です。でもあまり大きな期待を抱かないでください。
飼い始めてしまうと、どうしても擬人化して「うちの子は…」になってしまうのは当然ですが、でも、「ネコはネコ」です。

「ペットとして飼う」という表現は私自身、あまり好きではありませんが、人間主体の世の中ではやはり「飼う」という形態で、そして飼う以上はそれなりに責任が生じることをまず自覚して「同居」を考えて頂けたら-と思います。


続いて
ネコを飼うために必要な条件について-
ガイドが考えました。
 

ネコを飼うための条件

様々な本に書かれていること、大勢のネコ飼いの先輩方が、口をそろえていわれることは「最後まで責任を持って」ということでしょう。
「生き物」である動物を飼う以上、これはネコに限らず当然の義務です。
でも果たして飼い猫の寿命-仮に15年として-の間、自分自身の人生に全く変動がない、と言い切れる方はいるでしょうか?

今はペット可の住宅に住んでいるけど、いつ何時転勤になるか…?
飼い主が一人住まいの場合、病気や事故で入院しなければならなくなったら…?!
大きな災害が起こって、自分の命すら守ることが難しい状況になってしまったら…!

などなど考えだすと、飼い始めたネコの寿命までどうやったら責任が持てるのでしょう。
「もしも○○があったら…」と考えるのであれば、生き物との生活を望むのは不可能でしょう。

また、飼い始めてから「どうやって同居するのがネコにとって一番幸せなのかしら?」「外に出たがっているけど…」「餌はこれでよいのかな?」などなど、同居ネコのことを真剣に考えれば考えるほど不安に思うことが多々出てくるはずです。


本当は全てのことが「完全」にクリアされてから、飼い始めるのがベストでしょうが、誰の人生にも「先のこと」はまったくわかりません。
同居中に不安が出てきたならば、それに対しての必要な知識を勉強すればよいだけです。
何らかの事情で飼い続けることが難しい状況になっても、その気になれば飼い続けることが不可能ではないはずです。どうしても、どうしても飼い続けられなくなったのなら、何とかして新しい飼い主さんを探せば良いのです。

皆様にきちんとした回答を提示しなければいけないはずの私(ガイド)が、このようなことを書くのは不謹慎かもしれませんが、もしあなたがネコとの同居を心から望むのであれば、「少々の見切り発車」でもかまわないと私は思っています。

それでも最低限の最初の条件として-
1.動物を飼っても良い条件の住居
2.適切な管理ができるだけのお金の余裕
3.愛情を持ち続けることができて、もしかの時には必ず「責任」を全うできるだけの覚悟

は必要だと思います。

今はまだ、この条件をクリアする自信がない方は、いつかネコと同居できる日を夢見て、「ネコってこんな動物なんだね」と理解できるよう色んな知識を付けてくださいね。

次回の「これからネコと暮らす方へ」は、
「どんなネコが自分の生活に向いているか?」です。お楽しみに。

 

■-----ガイドのその他の記事はこちらです!-----■
2月のネコお役立ち情報
動物病院へ行くときのマナー
1月のネコお役立ち情報
ノルウェイの森のネコ-Vol.1
ネコのグルーミング・基本編
Vol.1 ネコの主治医について考える
ネコに必要な「しつけ」とは?
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。