太宰府天満宮の飛梅(昨年の写真)。境内の梅よりも早く満開です。
福岡市天神から西鉄電車で約30分のところに、いにしえの古都・太宰府があります。ここは天神様の呼び名で多くの人たちから親しまれている、太宰府の代名詞となっている菅原道真公を祭る太宰府天満宮がある場所。そして、道真公を慕って一夜で京の都から飛んでいたと云われている「飛梅」をはじめたとした梅の名所としても有名な地。九州の初詣では常にトップの参拝客が訪れる魅力の大宰府を今回はご案内。



東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 
春な忘れそ ~梅の名所・太宰府~

太宰府の玄関口、西鉄太宰府駅。いにしえの雰囲気を醸し出している駅舎です。
太宰府へのアクセスは、天神から出ている西鉄電車で行くのがベター。昨年開館した九州国立博物館の影響もあって、週末には多くの車が集中するため。時間を有効に活用するには時間が計算できる電車はとても便利です。以前にご紹介した、「いちにち紀行」の「よくばり」(2800・福岡駅発)キップを使えば、太宰府までの電車運賃が入っており、まほろばの里・太宰府の観光が出来るコース。(柳川川下りのコースに入っています)



西鉄電車情報


今年の飛梅。まだつぼみの状態でした。もう少し開花には時間がかかりそう。
誰もが一度は聞いたことのある詩である表題にあるように、太宰府には菅原道真公を慕って、京の都から一夜で飛んできた云われる「飛梅」を筆頭に、多くの梅の木が境内にあります。紅梅に白梅など、梅の花の時期に行くと境内は梅の香りが辺り一面を覆い、心休まる空間となり春を感じる事ができます。取材に行った時は、まだ開花する前でしたので木々にはつぼみが花を開くのを、今か今かと待っている状態でした。

是非、太宰府天満宮・梅開花情報をチェックして満開の梅の木に囲まれてみてください。それはとても穏やかな気持ちになれる瞬間だと思います。


太宰府天満宮HP


文化・芸術の薫り高い太宰府の歩き方

九州国立博物館。日本で4箇所目の国立博物館。開館当初から多くの人たちが訪れています。
学問の神様で有名な太宰府には、他にも多くの魅力的なスポットが点在しています。太宰府天満宮から徒歩で回れるエリアで限定すると、いま一番のおススメは、昨年に開館した九州国立博物館。東京・京都・奈良に続き、国内で4番目の国立博物館である九州国立博物館は現在、「若冲と江戸絵画」(平成19年1月1日(月)~3月11日(日))が開催中。

現在開催中の「若冲と江戸絵画」の看板。色鮮やかな絵が多く展示中。
力溢れる色彩、心躍るインスピレーションを与えてくれる伊藤若冲の世界を感じてください。これは観て損はしない展示と思います。太宰府天満宮から九州国立博物館へ続く動く歩道は、青や赤などの光りが幻想的にライトアップされ、博物館への期待感を盛り上げるような演出がされています。遊歩道を抜けると前面ガラス張りの建物が目前に現れ、そのフォルムの美しさに見とれてしまうほどです。

九州国立博物館へ続く歩道。幻想的な空間です。
そして太宰府天満宮周辺にはまだまだ楽しめるスポットが数知れず。天満宮のすぐ横に建つ、宝物殿は国宝の翰苑(かんえん)を始め古文書、工芸品など約5万点の宝物を収蔵・展示います。また家族連れに嬉しいのは、だざいふ遊園地。ここ太宰府は自然鑑賞、歴史・文化物、芸術そして遊技場と幅広く楽しめるエリア。


美味しい・欲しい・嬉しい 太宰府

太宰府と云えば梅ヶ枝餅、梅ヶ枝餅と云えば太宰府いうほど有名なお菓子。
西鉄太宰府駅から天満宮に続く参道には、多くの土産店や休憩処があります。その参道を歩いていると「梅ヶ枝餅」の文字を多く見ることができます。黒餡を餅生地で包み表面に梅の文様の焼印が付いたシンプルなもの。太宰府に行った際には是非食べてみてください。ひょっとするといにしえの味がするかもしれません。


西鉄太宰府駅から参道に入ってすぐ左側にある、太宰府オルゴール屋さん。
参道を歩いていると気になるお店が数知れず。その中で特に目立つのが、太宰府オルゴール屋さん。一階は様々なオルゴールなどが陳列されていて、さながら博物館の様相。2階は喫茶店となっており、ゆっくりと休める心地のいい空間となっています。歩き疲れた時には寄ってみたいところです。


天満宮社務所の西側にある菓子店。
ここ菓寮 花小路は焼かりんとう(525/袋)がとても美味しい菓子店。沖縄の黒砂糖を使用し、油で揚げないかりんとうは新しい食感と美味しさが際立ちます。太宰府に行った際にはちょっと立ち寄ってみる価値ある菓子店です。



皆さん、いにしえを感じることの出来るエリア・太宰府、いかがだったでしょうか? 人それぞれで幾つもの楽しみ方が存在する不思議な雰囲気の場所です。近くには観世音寺や太宰府政庁跡など、脈々と現代まで受け継がれて来ている歴史を感じることの出来るスポットも点在しています。これから梅が満開になる季節。太宰府が光り輝く時期でもあります。ちょっと散歩がてらに行ってみませんか?
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。