グルメ・各国料理(海外)/アジア・アメリカ美食旅プラン

香港でギネス認定のラム酒パラダイス

カリブ海生まれのラム酒、世界一のラインナップを誇るバーが実はアジアにあった。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

世界一ラムがそろう店はどこにある?

世界一ラム酒が揃うロビー・ラウンジ(C) Marco Polo Hongkong Hotel
ラムといっても、肉じゃなくて酒の話。カリブ海生まれのラム酒は、いまや日本でも非常にポピュラーな存在だ。そんなラム酒の銘柄が世界で一番多くそろっているバーはどこか? 意外にも香港にあった。

場所は香港の九龍島にあるマルコポーロ香港ホテル。同ホテルのロビーにあるロビー・ラウンジこそが、世界のラム酒が一堂に会するラム酒パラダイスなのだ。ラウンジは街の喧噪とは無縁のしっとり落ち着いた雰囲気で、旅慣れた風の大人たちが優雅なひとときを過ごしている。よく見ると入口付近の壁にギネス認定証明書が飾られていた。

ギネスも認めた圧巻の品揃え

店に入ると、カウンターの奥にズラリと並んだラム酒が出迎えてくれる。その種類は実に100種類以上。2008年10月29日にはギネス世界記録にも登録されており、品ぞろえは正真正銘、世界一。しかもギネス認定時に102種類であったラム酒のラインナップは、いまや114種類にまで拡大中。今後もさらに増やしていくというから、ラム酒ファンにはたまらない。実は同ホテルの総支配人ジョン・ジラード氏も熱狂的なラム酒ファンで、ギネス認定については「ラム酒の人気や理解を高めるための大いなる後押しとなる」とその喜びを語っている。

最高級ラムは1ショット約1万6,400円

数あるラム酒のなかでも一番多いのは、やはり発祥地であるカリブ海の島々のもの。ジャマイカやメキシコ、ドミニカ共和国など耳慣れた国だけでなく、アンティグア・バーブーダやバルバドス島、バミューダ諸島、ハイチなどあらゆる国・地域のラム酒が勢ぞろいしている。アジアのラム酒もあるのか聞いてみたところ、
「現在のところ、タイとフィリピンのものが数種類あります。でも、これからもっと増やしていく予定ですよ」とのこと。

価格は1ショットあたり78香港ドル(約1,000円)から。最も高価なものはガイアナの「エルドラド25年」。世界的にもその名を知られ、滑らかな舌ざわりで多くの人を魅了している銘酒だが、1ショットなんと1,288香港ドル(約1万6,400円)! ちなみに一番人気はプエルトリコの「バカルディ・シルバー」。こちらは1ショット78香港ドル(約1,000円)とリーズナブル。

ロビー・ラウンジは毎日朝10時から深夜1時までオープン。カクテルだけでなく、簡単な食事もとれるので朝食やランチ、ティータイムに利用する人も多いという。香港で世界のラム酒に酔いしれる。たまにはそんな香港の夜も悪くない。

<関連情報>
沖縄県産ラム誕生 南大東島で生まれたラム酒
ついに登場! メイド・イン・香港のワイン
本格トンポーローを香港の穴場店で食す
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます