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旅行中の植物の水やり!保水材などの水やりアイテム利用して手入れを

海外旅行など、長期間留守にする時に心配なのが、植物への水やりですね。旅行中・留守中でも水やりができるアイデアを、留守をする期間・予算別に選びやすく紹介します。保水材などのアイテムを利用して、簡単に植物の水やり手入れをしましょう。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

旅行で留守にする間の植物の水やりは、これで解決!

旅行中の植物の水やり!保水材などの水やりアイテム利用して手入れを

旅行中など、留守でもできる鉢物への水やりの方法をお伝えします

海外旅行など、長期間、家を留守にすることが増える季節。そんなとき心配なのが、植物への水やりですね。地面に直接植えてある植物なら、それほど心配ありませんが、鉢物はそうもいきません。夏日が続く中、何日間も水がもらえないと、枯れてしまう可能性が高いのです。そこで、旅行などで留守にしていても水やりができるアイデアを、留守をする期間・予算別に選びやすく紹介します。
 
<目次>
 

旅行中の植物の水やり:留守が2~3日の場合は保水材

■顆粒状の保水材
留守の期間が2~3日:保水材を利用して水やり

顆粒状の保水材。水を含むとグミのようにふくらみます


保水材とは、高分子化合物が、水を吸うとゲル状にふくらむ性質を使用して園芸用に作られたものです。写真のように、最初は顆粒状ですが、水を吸うと、グラスの中のようにグミのような状態になります。そして、土が乾燥してくると、浸透圧で、その水分を土へ補給する働きがあります。

これを使うと、毎日の水やりが、2~3日に1度で済むようになります。しかし、植物を植えつける際に、土と混ぜて使わなければなりません。そのため、すでに植えられている植物に使いたいときは、植え替えなければならないというのがネックとなります。

しかし、一度混ぜてしまえば、7年程度かけて徐々に分解していくので、夏場に限らず、毎日の水やりの軽減にもつながります。

■ゲル状の保水材「アクアゲイン」
留守の期間が2~3日:保水材を利用して水やり

ゲル状の保水材「アクアゲイン」


その顆粒状のもののネックを解消したのが「アクアゲイン」という保水材です。使い方は、20~50ミリリットルの「アクアゲイン」をペットボトルに入れ、1.5リットルの水を加えて、よく振って混ぜ合わせます。その水を鉢植えの植物にまんべんなくかけるというものです。メーカーによると「水やりの回数が1/3に減る」ということなので、顆粒状のものとほぼ同じ効果があるといえます。顆粒状のものとの違いは、2~3カ月で効果がなくなるということ。

 

旅行中の植物の水やり:留守が5日程度の場合は簡易給水システム

留守の期間が5日程度:簡易給水システムを利用して水やり

オーストリア製の簡易給水システム「Blumat(ブルマット)」

これは、オーストリア製の簡易給水システム「Blumat(ブルマット)」。土にさす部分がセラミックでできていて、その毛細管現象を利用して、土に水を供給するものです。

写真のように、素焼き部分を土にさし、反対側は、水をためた器に挿しておきます。1本で約20~25cmの範囲に水を供給するということなので、鉢の大きさに応じて、本数を調整すると良いでしょう。容器にためておく水の量を多くしておけば、長期間の留守でも対応できます。

説明書を読むと、洗面器のような器に水をためているイラストが載っているのですが、これだと、水を供給する前に、容器から水が蒸散してしまうような気がします。フタができるものや、口の小さな容器を利用した方が良いでしょう。
 

旅行中の植物の水やり:留守が1週間以上の場合は電動の水やりシステム

留守の期間が1週間以上:電動の水やりシステムを利用して水やり

水やりシステムを使った庭。黒いホースから定期的に水がしみ出てきます

もっと長期に留守にする場合には、電動の水やりシステムを設置した方が安心です。ナショナルの「自動水やりタイマー」は、タンク式と、水道に直接つなぐタイプがあり、どちらも、乾電池で作動するようになっています。

タンク式は、タンクに18リットル水をためることができ、そこから、ノズルを通して点滴のように鉢に水を供給します。水やりの回数を1日2回まで設定でき、間隔も、毎日・1日おきなどの4パターンから選べます。特に工事も必要ないので、ベランダや室内の植物に向いています。ただ、水をためておける量が限られているので、あまり、大量の鉢につないでしまうと、長期間使えなくなってしまいます。
 
留守の期間が1週間以上:電動の水やりシステムを利用して水やり

水道に直接つなぐタイプ。手前のBOXにタイマーの本体が入っています

水道に直接つなぐタイプは、水やりの回数や間隔の設定はタンク式とほぼ同じですが、水道の蛇口に直接つなぐので、ノズルのつなぎ方を工夫すれば、たくさんの鉢や、花壇・芝生など庭全体に使うことができ、長期間安心して使うことができます。タンク式とは違い、本体を水道の脇の壁などに垂直に掛けるように設置しなければならないのですが、DIYがお好きな方なら、あまり苦にならないでしょう。
 
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