夫婦関係/夫婦円満のコツ

今ドキ夫婦会話術~悪態をつくのはいつも妻(6ページ目)

「うちの妻は、話し合おうとするとすぐにキレて、話し合いが出来ない」。こんな不満がだんな様から聞こえます。今回は夫婦の会話の「症状」と「処方箋」例で、夫婦の会話危機を考えます。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

症状5:「家庭内メール妻」

090519
一緒に歩いて出かけるだけでも、会話は広がります
私たちは元々プライバシーを重視する夫婦で、お互いのすることに干渉しないようにしている。夫も物静かなタイプで趣味はゲーム。私はゲームには一切興味が無いので、夫がどんなゲームをしているのか見たことも無いし、尋ねたことも無い。夫も私が興味を示さないのでゲームの話を自分からすることもない。

夫婦で一致する趣味がなく、見たいTV番組も違うから、同じ時間帯に別の部屋でそれぞれが別の番組を見ていることも……。一緒にTV を見るのは食事の時ぐらいかな。といっても、沈黙が気詰まりだから、TVの音を出しているだけで、別に一緒に見ているわけじゃない。

夫からは話しかけないし、こちらからも話題がないから、TVがなかったらきっとお通夜みたいになるかも。二人とも働いているので家事は半分ずつに分けて交代制。明日の「燃えるごみ」を忘れないように、夫に言っておかなきゃ。ゲームの邪魔にならないように携帯にメールを入れておこう。

▼処方箋

最近では職場の隣の席同士でも、直接会話をせずに、メールを送りあってコミュニケーションをすることが少なくないようです。もちろん、メールなら仕事上の依頼事項や報告事項などが文字で残りますので、あとあと「言った/言わない」の論争を避けるためには良い方法なのかもしれません。でも、同じ家庭内にいながらメールでコミュニケーションというのも寂しいものです。二人しかいない家庭にTVが2台あるのも、夫婦仲にとって良い環境ではありません。

今は電話にしてもパソコンにしても、なんでもひとり1台そろっていますが、TVぐらいは家庭に1台で過ごしてみてはいかがでしょう?どの番組を見るのか話し合うのも立派なコミュニケーションですし、相手の好みの番組を付き合ってみることで、パートナーについて新しい発見があるかもしれません。

また、目的を持った「議論」や「伝達」ではなく、言葉のやり取りそのものを楽しむ「会話」に関しては、男性よりも女性のほうがもともと得意です。ですから、夫婦の会話に関してはやはり妻がある程度積極的に働きかけないと、なかなかうまく回りません。だんな様の趣味や嗜好にも多少は興味を持って、共通の話題を増やしていきましょう。できれば、夫婦で一緒にできる何かがあると、会話が弾みます。
特にないなら一緒に散歩に行くだけでもいいでしょう。外に出ることで家の中より話題のタネが増えます。

そのほかには、花を飾ったり季節によってカーテンを取り替えてみたりなど、家の中に変化を持たせることも話題づくりには有効です。植物や生き物を育てるのも、日々変化があって話題にしやすいです。プライバシーの尊重は相手への充分な理解があって、その上で初めてできるもの。最初からプライバシー尊重をかざすのは、相手への無関心につながってしまいますよ。


いかがだったでしょう?皆さんのご家庭に当てはまる事例はありませんでしたか?少しでもドキッとした主婦の方は気づいた時が良いチャンス。ぜひコミュニケーション力の高い妻を目指して、はじめの一歩を踏み出してくださいね。


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