夫婦関係/夫婦円満のコツ

今ドキ夫婦会話術~悪態をつくのはいつも妻(2ページ目)

「うちの妻は、話し合おうとするとすぐにキレて、話し合いが出来ない」。こんな不満がだんな様から聞こえます。今回は夫婦の会話の「症状」と「処方箋」例で、夫婦の会話危機を考えます。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

症状1:「自分ひとりで空回り妻」

090519
だんな様のごろ寝のサインに気がついて
最近特に帰りが遅く、帰宅は23時過ぎの夫。夕食も「この時間に食うと太るから」と家ではほとんど食べない。帰ってきてスーツを脱ぐと、缶ビールを持ってまずはTVの前へ。プロ野球ニュースをボーっと眺めてごろごろ。時々そのままうたた寝したりしている。

「最近そんなに忙しいの?」とか「先にお風呂に入れば?」と私が声を掛けても、うわの空で「うーん……」とあいまいな返事だけ。大体家に帰ってきてから、まともに夫からは話しかけても来ないじゃない。私や子どもの様子が気にならないのかしら。話しかけてこないってことはもう興味も無いし、愛情も冷めたってことなのね……。

▼処方箋

まずこの妻が失敗している点は、帰宅したときのだんな様の状態をよく理解してないという点です。「男は家を出れば7人の敵がいる」などといいますが、仕事の場ではやはり周囲に気を遣い、ライバルと戦い、それなりに気持ちが張った状態で過ごしています。そして家に帰ったらその緊張をほぐして、とにかくリラックスしたい、ストレス解消をしたいというのが一番の欲求です。

女性は誰かとおしゃべりをしてストレス解消をしたりしますが、男性の場合はひとりになり、自分の時間を楽しむことでストレスを解消する傾向があります。帰宅後TVに向かうという行為は、「ひとりになって、ストレスを解消したい」というサインでもあります。このようなときに妻が自分の都合で話しかけても、夫にとっては迷惑なだけです。

また、「話しかけない=愛情がない」とは違います。女性にとって会話の量は親密度を測る重要なバロメーターになります。ですから女性同士の間では「髪形変えた?」「最近どう?」など、親しい相手には別に用事がなくても会話を交わし、お互いのつながりを確認しあう行為が見られます。

しかし男性にとって、基本的に会話は用事があるからするものであって、つながりを確認しあう手段ではありません。従って「話しかけないことは愛情がないサインだ」と一概には言えませんので、そんなことで不安になる必要はありません。

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