ペット
ペットに携わる仕事は「命」を預かる者としての責任があります。
ペットは大切なパートナー。飼い主にとってかけがいのない家族の一員です。現在、ペットフード工業会によると1300万頭余の犬と1200万頭余の猫が飼われ、この他にも小動物や小鳥、爬虫類、観賞魚など、たくさんの動物が家庭で飼われているとのこと。ペットショップも激増し、ペット関連ビジネスが盛んになるとともに、資格も多く誕生しています。ペットを飼うことで、ペットに携わる仕事がしたい!と思っている方も多いのではないでしょうか。

ペットビジネス、主に動物取扱業には、動物の販売、保管、貸出し、訓練、展示の5つとされ、それらを行うにあたって動物愛護管理法が平成17年6月改正、平成18年6月1日から、その規制の強化が図られることになりました。法改正により、その規制の対象も広がり、インターネット等による通信販売や出張トレーナーなどのペットショップのような施設を持たなくともこの規制を受けます。もちろん個人で事業を行う場合も対象となります。

そして、事業所ごとに専属の「動物取扱責任者」を常勤職員の中から1名以上配置することが義務付けられました。「動物取扱責任者」という単独の資格が存在するわけではなく、下記のいずれかを有した人が選任されます。
(1)半年以上の実務経験
(2)所定の学校の卒業
(3)所定の資格等の取得

つまり(1)~(3)いずれかを満たしていれば、就職の際に有利となるし、個人でも仕事につなげやすくなったといえます。(1)は実務経験が必要であり(2)は学歴が必要なため、(3)の要件を満たし、未経験でも比較的取り組みやすい資格「家庭動物販売士」をご紹介します。

「家庭動物販売士」


「家庭動物販売士」とは、命ある動物を販売する者としての社会的役割の自覚及び職業倫理の向上と、飼い主への情報提供など動物のプロフェッショナルに恥じない幅広い知識と技術を認定する資格です。

この資格試験は、第1回目は平成17年6月に実施され、現在は第4回目がこの2月に実施されました。年に1回以上の開催を予定、会場は北海道、宮城、東京、静岡、愛知、大阪、福岡などの会場で行われています。

受験資格には、次のいずれかを満たすことが条件となります。
(1)飼養動物に関する学校その他の教育機関を卒業した者及び卒業見込みの者
(2)ペット動物などに関する資格を有している者
(3)ペット動物販売店等で働いている者又は働くことを希望している者

試験の出題内容は次の通り。
形式:三肢択一式(マークシート方式)…試験時間は60分、問題数は全30問
科目:下記科目から出題されます。
・動物取扱業者の職業倫理 5問
・動物販売に必要な基礎知識と技術 10問
・動物の展示方法と衛生管理 5問
・動物の健康管理 5問
・動物の適正な繁殖方法 5問
試験団体:全国ペット小売業協会

現在は3級のみの実施ですが合格率も90%程度ということもあり、講習会を受講すれば、かなりの可能性で資格を取得することが可能です。

しかしながら、資格取得やその資格を維持するための費用は、受験料は1万円で、家庭動物販売士認定講習会を受講する場合は受講料2万円(テキスト代を含む)が必要です。また、合格した場合に初回登録料が1万円で2年間有効です。2年ごとの更新制で更新講習会の受講料1万円、更新審査料、登録料で1万円の計2万円が2年ごとに必要です。よって、資格取得のタイミングとしては、実際にペットに携わる仕事がしたいと具体的に考えてからのほうが良さそうです。

ペットビジネスが盛んになるとともに、様々な問題も浮上してきています。ペットには当然のことながら命があり、虐待や遺棄などの人間の勝手な振る舞いは許されるものではありません。ペットビジネスを担う人々には、ペットの大切な命を守るのに必要な知識、倫理観を身につけ、ペットを飼いたい人々にペットを飼う喜びや幸せとともに、その命を守る義務を伝えて欲しいと思います。まだまだ新しい資格ですが、資格が普及していくことで、ペットの幸せをかなえる人々が増えることに期待したいと思います。



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