IP電話は、ADSLとセットで語られることが多い。

「ブロードバンドじゃないとだめなんだろうか?」
「どのくらいの回線スピードなら問題なく使えるのか?」
「ISDNの自分は?」

と疑問をもたれたことがある方も多いだろう。
今回は、P電話を快適に使うための回線スピードについて見てみよう。

     ADSL1.5MコースだとIP電話はだめ?

IP電話を利用することができる接続コースは、プロバイダによってまちまち。例えば、@niftyフォンの場合には、基本的にADSL8Mコース以上。(フレッツ・ADSLのぞく) 既に少数派になってしまっているのかもしれないが、ブロードバンド初期にいち早く導入したと思われるADSL1.5Mコース契約者は対象外だ。一方、So-netフォンでは、ADSL1.5Mコースの人でも利用できる。

音をこまぎれのデータにして送受信し、それを再びつなぎあわせて「音」にする。簡単に書いてしまうとこういう仕組みだが、遅延・途切れなどなく、明瞭&良質な音声を実現するためには、一定以上の回線スピードが必要となる。

でも、それは一体どのくらいの回線スピードなのだろう。
So-netフォンのQ&Aを見ると、こんなことが書かれている。

推奨する通信環境

「So-net フォン」のご利用には、推奨伝送帯域(又は、実効スループット)として約128kbps 以上、またはリンク速度がおよそ300kbps以上(上り/下りともに)のIP通信の環境が必要です。

また、上記の条件を満たしていても、他の要因により通話品質が変化する場合があります。


他社のFAQなども見ていると、どうも「300kbps」というのが、必要な最低ラインのスピードと一般的に認識されているようだ。もちろん、IP電話が使える・使えないという問題ではなく、“良質な音声通話”を各社がどのレベルに設定しているかに絡んでくるため、そのボーダーラインは各社スタンスによって異なる。

それはともかく、次にこんな疑問が生じる。
「300kbpsなら、1.5Mコースで余裕なんじゃないの?」


     実効速度を計測してみると・・・

ご存知の方も多いと思うが、ブロードバンドサービスは「ベストエフォート型」のサービス。ベストエフォート・・・日本語にすると何になるのだろう?「最善の努力」「だめでもご容赦」といったあたりか。「頑張ります!」なんて言い方でもいいかもしれない。

ADSL12Mのコースで契約しても、必ずしも12Mbpsのスピードでインターネットアクセスできるわけではない。というか、現実には、この理論上の最大スピードがでることはなく、NTT 局からの距離、ネットワーク環境、ISDNの干渉など、様々な要因によって、実際の回線速度はそれより遅くなっている。つまり、1.5Mコース契約者でも、実はIP電話を問題なく利用できる回線環境ではない場合も十分考えられるのだ。

まずは回線スピードを計測してみよう。
利用している回線のスピードを簡単に計測できるサービスを提供しているサイトはいくつかあるが、自分がよく利用しているのは、ブロードバンド情報サイトの「RBB TODAY」のスピードテスト。

RBB TODAYスピードテスト
http://speed.rbbtoday.com/

ここで、郵便番号、回線の種類、回線事業者、プロバイダ名を選択して「計測開始」ボタンを押すと、数秒で上り・下りそれぞれのスピードをはじきだしてくれる。

さっそく、計測。ちなみに自分は、ADSL12Mコースを契約している。(まあ、8Mくらいかな)なんて思ったら大間違い。結果は下記のとおり。

えっ!? 下りで3.56Mbps???
目を疑いながら何度か試してみたが、3.5Mbps前後を繰り返すばかり。
これが「実効速度」というものだ。

+ + +

なんだか、音が途切れるような気がする・・・
IP電話を使ってみてそんな違和感を感じる人は、まずは回線スピードをチェックしてみるといいだろう。(自分同様)意外な結果がでる可能性はある。

ADSLコースの見直しや、スピードアップを図ってみることで、改善されるかもしれない。

通信サービス(ADSL・光)おすすめINDEX「スピードアップのコツ」
http://allabout.co.jp/computer/telecomfees/subject/msubsub_SpeedUp.htm




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