おれおれ詐欺
今年5月の被害額は10億7千万円!
オレオレ詐欺――みなさん、もうよくご存知ですよね? これだけ騒がれている犯罪手口にひっかかる人はもういないだろうと思ったら大間違い! 被害者は少しも減っておらず、手口が巧妙化すると共に被害状況は悪化している模様です。 被害に遭った人も「オレオレ詐欺が起きていることを知っていた」というケースが多いのです。

警察庁の発表によると、昨年1年間を通してのオレオレ詐欺の認知件数は6,504件。今年は1~5月だけで、既に4,974件です。被害額は、1~3月がひと月当たり約6~7億円、4~5月には約10~11億円と高額化の兆し。今年に入ってから5ヵ月間の合計は43億円弱で、これは昨年1年間の被害総額約43億円に匹敵します。

オレオレ詐欺の海外版が各地で発生!

最近は、海外在住者の家族がオレオレ詐欺の被害に遭ってしまったケースが報告されています。


●被害例1 「助けて! 借金を返済しないと……」

オーストラリア滞在中のワーキング・ホリデー・メーカーに成りすました女性から「今、ゴールドコーストにいるけど、すぐに借金を返済しないといけない」と父親に切実な声の電話。債権者にかわるから、と言った後、突然電話が切れる。娘の身の安全を心配する父親に「xxファイナンス」と名乗る男性から、借金返済を迫る電話が入り、指示された口座に95万円を振り込んでしまった。


●被害例2 「ブラジルにいる息子を誘拐した」

ブラジルで暮らしている駐在員の家族のもとに、「息子を誘拐した」と身代金を要求する電話があり、指示通り200万円を銀行口座に振り込んだ。会社を通じて無事が確認され、誘拐されていないと分かったときには、すでに150万円が引き出されていた。

ここで紹介したのは、いずれも被害者の家族が海外にいることを事前に知った上で犯行に及んだものと思われるケース。海外で緊急事態が発生したと思わせ、肉親の身を案ずる家族の気持ちを悪用して、巧みにお金を騙しとっています。

さらに、日本のやり方を模倣したと思われる韓国版、日本に出稼ぎ中の家族に成りすますブラジル日系社会版など、現地の人を対象にしたオレオレ詐欺も発生しています。

たまたま留学生の留守宅で発生というケースも>>