アロマテラピーは今や、医療機関で実践されはじめています。病院での使われ方や家庭でもできるホームケアアロマをご紹介します。

医療分野で広がるアロマテラピー

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アロマテラピーは20世紀に確立された療法。民間療法、伝統療法として発達してきました。
日本や中国では古くから植物(薬草)が民間療法として活用されてきましたが、ヨーロッパでもハーブなどが研究され使われてきました。その植物の強力な作用から一部の医薬品も発明されています。このように植物は現在の医療の原型の一部を形づくってきました。そんな中で精油(エッセンシャルオイル)がはじめて蒸留されたのが10世紀頃といわれ、それによってエッセンシャルオイルも人々の健康や文化的な側面の中で活用された歴史をもちます。

エッセンシャルオイルを使った方法がアロマテラピーとして体系化されたのは1930年頃。フランス人によって命名されたこのセラピーは、もともとは医療的なものでした。つまり治療する目的でエッセンシャルオイルを塗ったり内服したりしたのです。そのため今でもヨーロッパの一部ではエッセンシャルオイルを薬のように使っています。ところが、アロマテラピーが日本に紹介されて広まったときにはファッション的なイメージ、つまり美容やリラクゼーションとして受け入れられました。そのためまだまだ日本ではそのような領域での活用が主流のようです。

ですが、1990年代に設立されたいくつかの専門的な団体の影響もあり、アロマテラピーを医療分野で取り入れていこうという流れがでてきました。そして現在では治療にアロマテラピーを活用する病院もあります。


治療の一環として使われるエッセンシャルオイル

導入方法は病院によって色々ですが、例えば婦人科では、女性特有の疾患である月経前緊張症、更年期障害のケアや不妊症問題に使われていたり、心療内科や精神科では鬱症状の緩和や、心身症の治療に投薬と共にアロマトリートメント(マッサージ)を実施。眼科では手術前のケアに使われたり、また終末期のガン患者のための心身的苦痛の緩和などとしても実践されています。高齢者施設でもインフルエンザの予防やリフレッシュにアロマテラピーを活用してる施設があります。わたくしガイド自身もボランティアで医療・福祉機関や高齢者施設にアロマトリートメントを実施しに赴くことがよくありますが、どこでも歓迎され喜ばれるだけでなく、しびれや硬直が軽減したり痴呆症の方の気分が安定したりといった変化を目の当たりにしています。

アロマテラピーを取り入れている病院リスト

とはいえ、エッセンシャルオイルが保険対象外であることや、化学的データの不足といった現状のため、どこの病院でも積極的にアロマテラピーを実践してる段階ではありません。長い歴史の中で培われた経験的な要素の多くあるアロマテラピー。良い香りでリラクゼーションできるという苦痛を伴わない方法、そして副作用や依存性の無いエッセンシャルオイルに対して導入を求める声がさらに高まって行くと思われます。ガイド自身もアロマ業界でいてその要望を強く感じています。


ホームケア・アロマで健康管理

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エッセンシャルオイルの力を家庭で取り入れてみませんか?
医療でも使われはじめたエッセンシャルオイル。毎日の生活の中で活用すれば、病気を予防し健康な生活を送ることができます。日々の生活習慣が特に影響するような不調をいくつかピックアップして、自宅でできるホームケア・アロマテラピーをご提案します。