カードスキミングに違い
カードスキミングに違い
これまでに「カードスキミング新手口を知る」「キャッシュカード被害と自己防衛」という記事などで、横行するカード偽造犯罪に対する警戒を呼びかけてきましたが、金融機関でもこうした偽造カード犯罪被害を防ぐために「ICカード」への変更がなされてきています。

一時ほどの取り上げられ方ではなくなりましたが、「カードの情報が盗まれて偽造カードを作られて不正使用される」ことは、ほとんどの方が認識されるようになってきているようです。すでに「ICカード」、あるいは生体認証システムを利用したカードへの変更をなされた方も多いのではないでしょうか?

かつて「電車やエレベータなどに乗っているとき、ポケットなどにかざすだけで情報を盗み取られる」という話がテレビ等で流されて、ずいぶんと騒がれました。当サイトでも「非接触式スキミング」について簡単な説明をしておりましたが、記事中で、「接触式カード」「非接触式カード」の区別が分かりにくいようでしたので、この「非接触式スキミング」について今回、補足的に説明をさせていただきます。

接触式・非接触式カードの違い

まず、カードには「接触式」と「非接触式」の2タイプがあります。通常、キャッシュカード、クレジットカード等は「接触式カード」です。「接触式カード」であるため、「非接触式スキミング」は不可能です。つまり、「非接触式スキミング」は「非接触式カード」にのみ有効なのです。

「非接触式ICカード」は、JRのSuicaICOCA などが代表的なものです。これは読み取り機から電波を発射して、非接触式カードと交信(通信)してデータをやりとりします。これに対して、通常の接触式カードでは、「非接触式スキミング」の被害を受けることはありません。

ですから、「持っているだけで、外からでもスキミングされてキャッシュカードの情報が盗まれる」ということは現時点ではありえず、過剰に心配することはないといえるでしょう。もちろん、従来通り、スリやひったくり、空き巣狙いなどの盗難に対する警戒が必要なことは言うまでもありません。

→物理的に理解する
→→非接触式カードのスキミング被害は?