旅の準備・お得・便利

ネットでお得に新幹線! 「エクスプレス予約」と「スマートEX」、あなたに合ったサービスは?

東海道・山陽・九州新幹線を利用する際に便利でお得なサービス「エクスプレス予約」と「スマートEX」。2023年10月から、料金体系やサービスなどが新しくなります。今回は新しいサービスを紹介しながら2つを比較。あなたにぴったりなのはどちら?

村田 和子

執筆者:村田 和子

旅の準備・お得・便利ガイド

新幹線

東海道・山陽・九州新幹線をお得に快適にするサービスを紹介!

東海道・山陽・九州新幹線を利用する際に便利でお得なサービスが「エクスプレス予約」と「スマートEX」。混雑する駅の窓口に並ばずネットで予約ができ、シートマップ機能で好みの座席が指定できるなど、移動中を快適にするサービスが満載です。
 
予約の変更も列車発車前(4分前)までなら手数料無料なので、急な予定変更も問題なし! また2023年10月からはエクスプレスサービス会員限定で、乗車の最大1年前から新幹線の指定席予約が可能になります。今回はそれぞれのサービスの特徴から、あなたにぴったりの利用法を紹介します。
※サービスの詳細は JR東海のホームページでご確認ください

<目次>
東海道・山陽・九州新幹線はネットで予約が便利!
「エクスプレス予約」&「スマートEX」のメリット
「エクスプレス予約」と「スマートEX」、どちらを選ぶ?
まとめ:利用タイプ別のおすすめサービスは?
2023年10月からは、旅先でも使える特典も満載!
利用の注意  
 

東海道・山陽・九州新幹線はネットで予約が便利!

快適に東海道・山陽・九州新幹線を利用するなら、ネット予約を使わない手はありません。東海道・山陽・九州新幹線のネット予約には、「エクスプレス予約」と「スマートEX」の2種類があります。まずは共通のサービスからメリットをみてみましょう。
 

「エクスプレス予約」&「スマートEX」のメリットは?

・スマートフォンやパソコンから24時間予約可能。シートマップ機能で好きな座席が選択できる
・改札入場前、またはきっぷ受取前なら手数料無料で何度でも予約変更ができる
・窓口で購入するより若干お得(割引率は「エクスプレス予約」と「スマートEX」では異なります。「スマートEX」では一部区間の割引はありません)
・各種早特商品があり、早めの予約で大幅にお得になる
・1回に最大6名まで予約OK。同行者の分も特典が受けられる
・ICカード(※)でチケットレス乗車OK、乗換もスムーズに
※「エクスプレス予約」は専用のEX-ICカード、「スマートEX」は登録した交通系ICカードを利用。複数名での予約の場合は、乗車までに利用者全員の予約に対し、それぞれ交通系ICカードを指定すれば、チケットレス乗車が可能

<2023年10月1日~>
・乗車日の最大1年前から指定席予約が可能に
・会員限定の旅行商品「EX旅パック」及び「EX旅先予約」が利用できる
エクスプレス予約

エクスプレス予約は、EX予約専用ICカードを改札にタッチ

混雑するJRの窓口に並ぶことなく、24時間いつでも新幹線をネット予約でき、自分好みの座席を指定できるのが大きなメリットです。予定が変わってもネットから変更ができるので、出張や旅行に便利です。チケットレス乗車を利用すれば旅行にかかる時間の節約にもなります。

旅行など早めに予定が組める場合は、早特商品がお得です。乗車28日前、21日前まで、あるいは3日前までに予約することで、のぞみ・ひかり・こだま号が大幅なディスカウントとなります。1度に6名分まで予約ができ家族旅行やグループ旅行でも重宝します。

※各種割引で利用できる区間、列車、人数、日時などは各きっぷで条件があり、席数も限定
 

「エクスプレス予約」と「スマートEX」、どちらを選ぶ?

「エクスプレス予約」と「スマートEX」は、いったい何が違うのでしょうか。利用頻度などに応じて、あなたにぴったりのサービスを選びましょう。

・初期登録(会員の申し込み方法)は、スマートEXが簡単
「エクスプレス予約」は専用のクレジットカード(JR東海エクスプレス・カードやJ-WESTカード)への入会か、もしくは手持ちのクレジットカードを利用する場合もクレジットカード会社に申し込みが必要となり、利用開始までに時間がかかります。

また年会費(1100円)が発生します。対して「スマートEX」は、手持ちのクレジットカードと「SuicaやPASMO、TOICA」など全国の交通系ICカード(10種類対応)があれば、ネットで登録完了(年会費無料)。申し込んだその時からすぐに利用できます。
 
・ 価格面はエクスプレス予約が若干優位。ただし「早特商品」はスマートEXでもOK
混み合う時期も1年中、お得な会員価格で新幹線を利用できるのが「エクスプレス予約」と「スマートEX」のメリットでしたが、2023年10月からは、お得度は両サービスとも減少しています。(「エクスプレス予約」は割引額が減少に、「スマートEX」は東京-大阪間などでは、窓口購入と同価格で割引はありません)

今後のねらい目は「早特」。早めに計画を立てる旅スタイルが多いなら、かなり大きな価格メリットがあります。
 
・どれだけお得? 東京-新大阪間で比べてみる
東京→新大阪の通常時の料金(のぞみ普通車指定席)で、各会員価格を比較してみましょう。
※おとな1名・片道・普通車指定席・通常期 1万4720円

エクスプレス予約:1万4230円(490円お得)
スマートEX  :1万4520円 (200円お得)
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※早特商品(エクスプレス予約・スマートEXいずれの会員も購入可) 
EX早特21    :1万2370円(2350円お得)
EX早特28ワイド :1万2240 円(2480 円お得)
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なおエクスプレス予約の楽しみだった「グリーンプログラム」は、2023年12月31日乗車分でポイント蓄積が終わりサービス終了となります。以降は、東海道新幹線の乗車分には「EXポイント」、山陽新幹線の乗車分には「WESTERポイント」、九州新幹線の乗車分には「JRキューポ」が付与されます。
 

まとめ:利用タイプ別のおすすめサービスは?

年に数回、あるいは今後の利用が未定なら、すぐに登録ができ早特商品も購入できる「スマートEX」にまずは入会してみてはいかが? スマートフォンからストレスなく予約ができ、交通系ICカードで新幹線に乗車できて年会費は無料。早特商品を利用すれば、価格もかなりお得になります。
 
逆に、仕事などで東京-大阪間などを頻繁に乗車する方は、割引のあるエクスプレス予約がいいでしょう。お盆や年末年始なども含め、1年中いつでもお得な会員価格で購入できます。
クレジットカードの年会費(1100円)の回収ができそうか?クレジットカードへの入会手続きが面倒でないか?も踏まえて、検討してみるといいでしょう。
 

2023年10月からは、旅先でも使える特典も満載!

実は「エクスプレス予約」「スマートEX」の会員特典は旅先にもあります。「EX旅先予約」では、拠点となるターミナル駅から観光地までのアクセスや、観光コンテンツ等を購入できるようになります。あわせて新幹線と宿泊施設、特別な体験等がセットになった、新幹線を乗車直前まで変更することができる国内初の旅行商品「EX旅パック」も登場。

「エクスプレス予約」「スマートEX」いずれの会員も利用できるので、うまく活用すれば、ぐんと旅の楽しみが広がり、価格もお得になります。

 

利用の注意

1. 予約したきっぷを受け取る場合、受け取り場所に注意
きっぷを受け取って利用する場合は、東海道・山陽・九州新幹線の主な駅にある指定席券売機や受取専用機、あるいはJR東海・JR西日本・JR九州の主な駅の窓口でも受け取り可能です。

JR東日本管轄では、東京都区内、横浜市内・川崎、小田原・熱海の各駅の指定席券売機でなら受け取れますが、それ以外の駅の券売機あるいはJR東日本の駅の窓口では受け取りができません。

2. 新幹線の駅間でのみで有効
通常の場合、例えば東京駅から乗車するときは「東京都区内」からとなり、都区内から東京駅までの乗車料金は別途必要ありません(特定都区市内制度といいます)。エクスプレス予約やスマートEXの場合は、その適用がなく、新幹線の乗車駅までは別途乗車料金が必要となります。降車駅でも同様の扱いとなります。

いかがでしたか? ご自身の旅スタイルにあわせてお得にサービスを使いこなしましょう!

サービス詳細・お申込みは東海道新幹線ネット予約&チケットレス乗車サービス
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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