究極の動画デジカメ登場? EXILIM PRO EX-F1レビュー

発売からやや時間が経過してしまったが、今回レビューに取り上げるデジタルカメラはカシオのEXILIM PRO EX-F1だ。
1200フレーム/秒の超超高速度撮影からフルHDの動画撮影まで、デジタルカメラに備えられる動画撮影機能はそのすべてを網羅したといっても過言ではない。
そのスペックはまさに究極の動画デジカメといえるだろう。
カシオ
EXILIM PRO EX-F1
99,800円(ボディのみ)
08年03月28日発売

というわけで、究極の動画デジカメであるからして、今回は普通のカメラレビューはなし。
……というのものなんなので、ざくっと静止画の撮影できる部分もレビューしておこう。

600万画素のレンズ一体型デジタルカメラとして、きっちりと使える。
詳しくは実写画像を見ていただきたいのだが、静止画に関してはややシャープさに欠ける画像となっている。
ピンがきているはずなのだが、いまひとつ描写が甘い……というような印象だ。
かりっとした描写が必要な場面ではちょっと辛い。
これはおそらく後述する、まったく新しい撮像素子を搭載しているためだろう。CMOSイメージセンサに見られがちなノイジーさを感じる。

ボディ本体の質感は◎

このクラスのデジタルカメラを製造するのはカシオにとってもはじめてのはずなのだが、しっかりと撮影のできる高品位なデジタルカメラとして成立している。
外装はエンジニアリングプラスティックだが、シボ加工が施されており安っぽさはない。

グリップも動画撮影用にしっかりとした作りとなっている。

また、レンズも光学12倍(36-432mm相当)でありながらF2.7-4.6というスペックを達成している。
しっかりと質感を確保しており、一部のエントリークラスのデジタル一眼レフよりもよほど物欲をそそられる存在となっている。

レンズはかなり大きめのものを奢っている。そのためにワイド端でフラッシュが蹴られてしまうという欠点もあるのだが。

……まあ、本体価格だけでも約10万円と、エントリークラスのデジタル一眼レフが購入できてしまう価格なので、当然ともいえるのではあるが。

機能を見てみても静止画撮影で必要となるシャッター速度優先、露出優先、あるいはマニュアル撮影なども可能。
あえていうのであれば、デジタル一眼レフのようなコマンドダイアルがあれば完璧であったと思われる。
まあ、それは無い物ねだりが過ぎるかもしれない。

コマンドダイアルの代わりといってはなんだが、レンズ部分にあるファンクションリングは複数の役目をすることが可能だ。

ぱっと見はピントリングのように見えるが様々な機能を割り当てられるレンズ先端のファンクションリング。

光学ズーム、あるいはピントリングとして使用することが出来る。また、それだけではなく連続撮影の秒間枚数設定、後述の30fps-300fpsの切り替えにもファンクションリングは使用できる。

さて、動画について言及する前に静止画の高速度連続撮影についても書いてみるとしよう。
Page2へ)

・Page1 究極の動画デジカメ登場!?
・Page2 60fpsの連続撮影は圧巻
・Page3 使ってみるとハマってしまう高速度撮影
・Page4 高速度撮影の注意点なども
・Page5 EXILIM PRO EX-F1実写画像&スペック