●EXILIM最新作デビュー!
去年、カシオはEXILIMをひっさげてデジカメシーンに華々しく復帰した。
今年最大のベストセラー(いまのところ)となったEXILIM ZOOMのヒットも記憶に新しいところだ。
そのEXILIMが新しくなった。
なによりの課題とされていたマクロを搭載しての登場だ。
カシオ EXILIM EX-S20
定価オープンプライス
市価(2003年10月現在)29,800円
発売日2003年10月24日

●EXILIMはひとつのデジカメジャンルだ
EXILIMは速い、安い、小さいと三拍子揃ったデジタルカメラとして生まれた。
その登場は衝撃的で、EXILIMという新しいデジタルカメラのジャンルを築いたといっても過言ではないだろう。
かつてQV-10でデジタルカメラの黎明期を支えたカシオの復活劇であったともいえる。

もちろん、欠点がなかったわけではない。
旧シリーズのEXILIMにおいて、なによりの不満はマクロがないことだった。
焦点距離が1m~(EX-S3は80cm~)ということは、1m(80cm)以内のものにはいっさいピントが合わないということなのだ。
しかし、後になって発売されたEX-S2/M2やEX-S3でもマクロモードが搭載されることはなかった。
というのもEXILIMのS1~S3までは同系統のレンズユニットを使っていたためだ。

新設計のレンズユニット。マクロモードとレンズカバーが搭載された。

実際に使ってみたユーザーであればわかるだろうが、1m以内の撮影というシチュエーションはかなり多い。
レストランやラーメン屋で食事を撮影したいと思ったときには、マクロが絶対に必要になる。
また、時刻表などを撮影したり、ちょっとした機械を解体するための手順を撮影してあとで組み立てるときに参照するというようなシチュエーションもデジタルカメラの使用用途としてはけっこうあるはずだ。
しかし、こういった用途にもEXILIMは使えなかった。

というわけで、レンズユニットや映像エンジンを一新しての新シリーズEXILIMであるEX-S20の登場となったわけである。
旧シリーズとの大きな差異はふたつ。

 1)マクロモード搭載
 2)レンズカバー搭載

上記2点の変更点をはじめとして、EX-S20の機能をチェックしていくとしよう。

●マクロモードをチェックしてみる
なによりも大きな変更点というべきマクロモードを見てみよう。
EX-S20のマクロは焦点距離(ピントの合う距離)が30cmとなっている。
これは『A4用紙がちょうど収まる』ということで設定されたとのことだ。

論より証拠というわけで、A4用紙がきっちり収まるように撮影してみた。
撮影条件は一般的と思われる蛍光灯下。

(クリックで実画像表示)
A4ちらしA4雑誌新聞(四つ折でほぼA4サイズ)

A4ちらし(原寸大)A4雑誌(原寸大)新聞(原寸大)

雑誌は紙質の問題で反射が激しく読みにくいものの、どれもかなり読めるレベルとなっているのがわかるだろう。
ただし、30cmというのはけっこう微妙な距離で目測では間違うことが多い。

そこでおすすめしたいのが、付属のストラップを外してちょっと長めのストラップをつけることだ。
このストラップの30cmの位置になんらかの印をつけておけば、ちょっとしたマクロ用のものさし代わりに使えるのだ。
こうやってカメラから30cmのところにちょっとした印(この場合はストラップの止め具)をつけておくと便利である。
なぜXboxストラップなのかは深く考えないでもらいたい。

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かゆいところに手が届くデジカメ
EXILIM EX-S20 実写画像&スペック