1台8役のカラー液晶ファクシミリ複合機

見楽るシリーズは、電話・ファクス・カラーコピー・メモリーカードダイレクトプリント・スキャナー・プリンター・PCファクス・ケータイリンクの8つの機能が1台に凝縮されたカラー液晶ファクシミリ複合機だ。最新モデル(2007年10月発売モデル)はホワイト系で家庭向けの「UX-MF70シリーズ」と、グレー系でホームオフィスなどに向くADF(自動給紙装置)搭載の「UX-MF80シリーズ」をラインアップする。どちらも本体付属の受話器のほかに子機が付属し、子機1台モデルと子機2台モデルの2機種ずつ取りそろえる。ADF以外の機能は同等だ。

ホワイト系で家庭向けの「UX-MF70シリーズ」。子機1台が付属する「UX-MF70CL」と、子機2台が付属する「UX-MF70CW」の2機種をそろえる(クリックで拡大表示)

グレー系でホームオフィスなどに向くADF(自動給紙装置)搭載の「UX-MF80シリーズ」。子機1台が付属する「UX-MF80CL」と、子機2台が付属する「UX-MF80CW」の2機種をそろえる(クリックで拡大表示)

プリンター部分は日本HPの印刷エンジンを搭載しており、モノクロ文書で約23枚/分、カラー文書で約21枚/分(パソコンからプリント時)という印刷スピードの速さも魅力。A4、L判、2L判、ハガキなどのフチなし印刷も可能だ。インクカートリッジは「3色カラー+ブラック」の4色か、「3色カラー+3色フォトカラー」の6色のどちらかを選べる。写真もA4資料も印刷したいとなると選択が難しいところだが、「写真もキレイに印刷できる」と思えばポジティブに考えられるかもしれない。

スキャナー機能は、最大1200×1200dpiのCIS方式を採用。コピーはモノクロで1枚約19秒、カラーで約25秒だ。ファクス機能はG3に対応する。

この見楽るシリーズの魅力は、何といっても「LAN対応」という点にある。USB接続も可能だが、ルーターなどにLANケーブルで接続すると、家庭内LANにつないだ複数のPCから印刷できるだけでなく、PCファクスとしても利用できるようになる。

それだけではない。スキャンした画像をメールで送信する「スキャン to E-mail」機能も備えているのだ。スキャンした原稿を見楽るにセットしたメモリーカードに保存することも可能だが、PCで利用する場合はこのメール送信機能がかなり使える。また、受信したファクスをPDFファイルに変換し、指定したメールアドレスにメールで送信するという「FAX to E-mail」機能も備えている。

LAN接続の場合、メモリーカード内の写真を内蔵のWebサーバー機能を利用して、Webブラウザー搭載のテレビなどで楽しむこともできる。そのほか、電話機に登録する電話帳をWebブラウザー上で登録・編集することも可能だ。編集した電話帳は子機に転送することもできるので、電話機を利用する場合に結構面倒な電話帳登録をラクラクこなすことができる。また、シャープ製の携帯電話を利用しているユーザーなら、赤外線通信「IrSimple」を利用して、携帯電話の電話帳を見楽るに送信することもできる。なかなかインテリジェントなモデルなのだ。

2008年末モデルの投入が見送られたことから、今後見楽るシリーズが継続されるかどうかは分からない。だが「電話機・ファクス」の方からアプローチしながらも見事な複合機に仕上げているこのシリーズ、なくなるのは惜しい。今後とも新モデルが投入されるのをぜひとも期待したい。



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