以前、「進化し続ける地図情報サービス」という記事の中で、地図情報とブログ、SNSなどを組み合わせたサービスが人気を集めていると紹介致しましたが、現在、カレンダーを利用したサービスが同様の盛り上がりを見せ始めています。社内間のスケジュール共有や、友人同士でのスケジュール管理など、様々なサービスがスタートしていますが、今後、より活性化していくためには何が必要なのでしょう?今回はGoogleカレンダー中心に、カレンダーを媒介としたサービスについて考えていきます。

Googleカレンダーの日本語版が登場

今年、4月12日にベータ版でスタートしたGoogleカレンダーですが、今月19日に日本語版の公開を開始しました。Googleのアカウントを取得すれば無料で利用することができるこのカレンダーは、予定管理は勿論、インターネット上で公開されているイベント情報を取り込んだり、GoogleのWebメール、Gmailや携帯電話とも連携しており、PC上や携帯電話などで書き込んだ予定をメールで受取ること(リマインダー機能)も可能になっています。また、GoogleマップでおなじみになったAjaxによって構築されていますので、直感的な書き込み、操作ができるというのも便利です。

そして一番の特徴は、友人などと予定を共有できるということです。Googleカレンダーは、学校、サークル、会社などそれぞれの友人別に複数のカレンダーを作成することも可能な上、例えば同じ学校の友人でも、A君には全ての予定を、B君には一部だけといった公開設定もできるので、より多くの友人との情報共有をすることができます。

Googleカレンダーでは、用途別に複数のカレンダーを作成することが可能です。
Googleカレンダーでは、用途別に複数のカレンダーを作成することが可能です。

ユーザーとの共有に重点をおいたGoogleカレンダー

ネット上での予定管理サービス自体はYahoo!カレンダーなど以前からありましたし、会社内ではOutlookなどでスケジュールを管理、共有することは可能でした。そして、携帯電話などへ予定を送るリマインダー機能、他ユーザーとの共有などの機能も、それ自体はそれまでのカレンダーサービスでもありました。しかし、Googleカレンダーの新しい点は、上述したように、複数のカレンダーの作成、ユーザーによって公開、一部公開が選択できるというように、よりユーザー同士との予定の共有機能が便利に利用できるようになっているところです。

友人同士でスケジュールを共有するということは、ブログ、SNSなどを利用したコミュニケーション、情報共有が当たり前になった今、自然な流れの中で普及し始めたサービスだといえます。Googleカレンダーは、そのユーザーの欲求をより手軽で簡単に利用できるサービスです。今回の日本語版の登場によって、今後、日本でもネット上のカレンダーサービスがより一般化していくことは確実だといえます。

以前、「個人化する検索エンジンとは?」でGoogleのパーソナライズド検索は基本的にアカウント登録を必要としない、サービスが多い中で、どれだけの人がアカウント登録をするのか?という疑問を提示しましたが、先月23日より、Gmailが招待制からサインアップ制に変わったことで、誰もが利用できるようになり、Googleを利用するユーザーも、少しずつではありますが、Googleアカウントを取得することに抵抗がなくなり始めています。GoogleカレンダーはそのGmailとも連携がとれるということで、以前よりも気軽に利用できるようになっている点もGoogleカレンダーの普及に追い風となりそうです。

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