◆ 手法のうわべだけをマネない

「ネットでのブランド構築(上)」では、播州ハムほりほり支店の堀田周郎さんに、“伝わりたい”イメージを決めること、「あえて全国をめざさない戦略もある」といったことをお話いただきました。

引き続き、下編にて、堀田さんが試行錯誤してきた体験等をご紹介していただきます。



藤田:ブランド化戦略は長期的視野が欠かせません。これまで一般的にネット販促手法としては、どちらかというと短期に売上をつくってゆくことに目がむけられがちでしたが、堀田さんからみて、ネットショップにおいても最近はブランドを意識する傾向になっていますか。

すでに、実践されているショップさんと、現状の売り上げを上げるのに精一杯で、それどころじゃないというショップさんの両極端になっていると感じています。

と言うより、元々、創生期のアメリカのネットショップはブランドの確立を第一にめざしていましたし、(生き残ったのはAmazon.comなど少数でしたが)日本の中小ネットショップは、店主自らをブランド化する事によって他との差別化を図ろうとしてきました。

ハム
初代店主 堀田保次郎氏
播州ハムの創業は昭和25年、ドイツの伝統的手法をもとに
日本人にあった味の追求をしてきた。


例えば佐野屋さんは全国の無名だけれど旨い地酒をネットで販売。お客様はどのメーカーの何というお酒というより、店主の佐野吾郎さんが選んだという基準で、お酒を買われています。

藤田:堀田さんがこのようにブランド化戦略を大切に考えるようになったのには、おそらくいろいろな体験をしてきたからだこそと思います。短期に売上を作ろうとして、失敗したことはありますか