今回は、「Windows Update」について解説します。

Windows Updateを解説する前に、セキュリティホールについて説明する必要があります。
セキュリティホールとは、簡単に言えば、プログラムにおける「弱点」です。詳しい解説はいずれこのコラムで行いたいと思いますが、この「弱点」をつかれると、最悪マシンのコントロールを完全に乗っ取られるおそれがある、と覚えておいてください。

セキュリティホールは、OSの他にも、メーラブラウザOfficeなどのビジネスソフト…と、どんなアプリケーションにでも存在する可能性があります。
インターネットにつながっているマシンは、いつでも弱点をつかれる可能性があります。
  • 「自分みたいな一般ユーザをわざわざ攻撃する人などいないだろう」という考え方は成り立ちません。現在のウィルスは自動的な無差別攻撃を行うからです。

  • 「たとえ攻撃されても、大したデータも入ってないからいいや」という考え方も成り立ちません。弱点を攻撃されマシンを乗っ取られると、そのマシンを「踏み台」として利用され、より大規模で深刻な攻撃に荷担してしまうおそれがあるのです。最悪共犯者であるとされてしまう可能性もあります。

  • 特に、最近はADSLなどの普及によって、インターネットに常時接続する方が急増しました。インターネットに常に接続しているということはそれだけ外部からの攻撃にさらされているということで、危険度はよりいっそう高まっていると言えます。
    ダイヤルアップ接続なら安全、というわけではありません)

というわけで、この「弱点」であるセキュリティホールに対して対策を施さなければならない、ということになります。
セキュリティホールに対しての根本的な対策はただひとつ、「弱点」を修正するための修正プログラムをインストールすることです。こうした修正プログラムは「パッチ」と呼ばれ、修正プログラムをインストールすることを「パッチを当てる」と言います。
(破れた服を補修するときに、パッチ布を当てますよね。あのイメージです)

セキュリティホールが発見されると、ソフトウェアメーカからパッチがリリースされます。これをリリースサイトからダウンロードしてインストールすればいいのですが、Windowsのような大規模なソフトウェアになると、どうしてもセキュリティホールは、時間をおいて次々に見つかるような格好になります。
さらにソフトウェアは改良され、新しいバージョンがリリースされ続けます。新しいバージョンであるということは新しくプログラムが組まれたということで、必然的に新しいセキュリティホールが発生している可能性もあるわけです。

こうした状況で、自分のPCにインストールされているソフトウェアをすべて正確に把握し、それらすべてについての日々のパッチ情報に目を配らせつつ、適時インストールする…なんてことが、可能でしょうか?
白状しますが私はできません。(笑)

そこで登場するのがWindows Updateというわけです。
Windows Updateを使えば、インストールされているマイクロソフト製ソフトウェアを自動的にチェックし、パッチがリリースされていればまとめてインストールことができます。 

次のページからはWindows Updateの操作手順を紹介します。