Windows Vista Home Basic は過渡期的製品

前ページで紹介した Windows Aero Premium で使える新しいユーザーインターフェースのほとんどは Windows Vista Home Basic 以外で利用可能だ。
Windows Vista 登場当初、2007年初頭の低価格ノートパソコンはビデオ性能が低く Windows Vista Home Basic を搭載する必要があるだろう。しかし、数年後には低価格パソコンでも Aero Premium の動作に十分な性能を得られるようになり、一般的に販売されるパソコンの搭載 OS は Windows Vista Home Premium となるだろう。

Windows Vista Capable ロゴも要注意

Windows Vista Capable ロゴを搭載した製品が、4月以降に販売されているが、Windows Vista の機能すべてが使えない可能性があるとの注意書きがある。
この使えないかもしれない機能が Windows Aero Premium のユーザインターフェースなのである。どの程度のスペックがあればフル機能が使えるか、Windows Vista 自体がまだ完成していないため誰にもわからないが、どこに注意すべきかみてみよう。

Windows Vista を動作させるためには、必要なドライバ(対応ソフト)が必要とされるため Windows Vista Capable ロゴは必須。
その上で以下の点に注意してほしい。

Windows Aero Premium 動作で注意すべき点

パソコンの仕様書を読むと以下のような記述があるので、Windows Vista のフル機能を使いたい場合ここに注目していただきたい。

Windows Vista で注意すべき仕様

Windows Vista で注意すべき仕様

表示機能に関しては、ビデオチップやグラフィック・アクセラレータなどさまざまな表記方法があるが、このビデオチップの性能とビデオメモリ量が Windows Aero Premium の動作には重要になる。ビデオメモリはパソコン本体のメモリとは別なので注意していただきたい。

4月12日に発表になった Windows Vista Capable の東芝2006年夏モデルをみてみると、低価格モデルの dynabook AX でも ATI RADEON XPRESS 200 チップセット内蔵のビデオ機能が使われている。
ATI RADEON XPRESS 200 チップセット内蔵のビデオ機能は、Centrino Duo プラットフォームなどでもよく使われている インテル 945GM Express チップセットのビデオ機能 GMA950 と同程度の性能だ。これらの製品は Windows Vista 発表半年前くらいのノートパソコンではよく使われるため、Windows Aero Premium もこれらの製品で動作できると予想されるが、より快適に使うためには、さらに高機能な物を選んだ方が無難だろう。

Windows Aero が問題なく動作するビデオチップは?

あくまでも筆者の予想だが、Windows Vista のフル機能が動作するノートパソコンに必要なビデオチップは以下となるだろう。

Windows Aero がたぶん動作するビデオチップ
インテル 945GM Express チップセットなどに内蔵のGMA950
ATI RADEON XPRESS 200 チップセット内蔵のビデオ機能

より快適に使うためには、以下のビデオチップでもより新しい物が必要とされるだろう。

Windows Aero がたぶん問題なく動くビデオチップ
ATI RADEON X1300,X1600,X1800 など
NVIDIA GeForce Go 6400,6600,6800,7400,7600,7800,7900 など

詳しく書くなら、DirectX 9.0c に対応しているビデオチップという事になる。上記ビデオチップに加えビデオメモリはXGA(1024×768)で64MB、それ以上の場合は128MBや256MBが必要。