この上高地の関所『釜トンネル』の近く、国道158号線沿い・梓川渓谷に、秘湯の一軒宿『坂巻温泉旅館』がある。 この宿の魅力は何と云っても
上高地散策の基地として絶好の場所にある通年営業の秘湯の宿
梓川に沿って走っていたバス道も、今では梓川に出来たダムの底に埋もれ、数多くの トンネルが掘られた新しい道に替えられた。それに伴って、昭和59年(1984)に宿の場 所も移動し、建物を新築した。 今は、 沢渡駐車場から数えて6番目と7番目の坂巻トンネルの間に架かる橋の手前にある。 昭和50年(1975)に朝日旅行会 で設立された『日本秘湯を守る会』に加入の山宿であり、今でも秘湯と呼ぶに相応しい通年営業の宿である。 上高地へは交通規制でマイカーは乗り入れ出来ない。通常は沢渡か飛騨の平湯の駐車場を利用するが、この宿は規制外なので更に車を乗り入れられる。バス停からは大正池まで約30分だから、更に便利な上高地を散策出来るという訳だ。 朝首都圏から車で来ても、 長野道松本インターから車で40km。半日以上上高地を歩いて散策し、バスターミナルから最終バスで帰り、夕飯前に一風呂浴び汗を流して、食事に望むという事が可能なのである。 《関連サイト》: ・ガイド記事:おすすめの信州の温泉 《釜トンネル》:今ではバスやタクシーでのみ行ける上高地へのいわゆる関所。開通前の上高地は、徳本峠(2130m)を越えないと行けなかった聖地であった。長らく片道一車線の狭い釜トンネルであったが、99年上高地側で土砂崩れが起きた後、「釜上トンネル」の工事が行われ、2002年8月完成し、釜トンネル内で連結したが、「新釜トンネル」も貫通し、2005年夏にも開通する事になった。トンネル内は歩道も出来ているという。開通すると坂巻温泉からの時間も短縮される事になる。 ・制作:04/06/21・更新:04/06/28・05/04/30
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