千曲川の春から夏の風物詩「つけば漁」。 毎年4月になると、千曲川の河原に、「つけば小屋」が建てられ、「つけば料理」が食べられます。

投網風景 つけば料理は、つけばと呼ぶ川の産卵場所にやってくるウグイ(ハヤ)を捕獲し、取れたての旬を塩焼き・田楽・唐揚げなどで頂く料理のことです。

このつけば漁は、江戸時代から続く、この地方独特の漁法で、まや(ほかに河床)と呼ぶ、人工的なつけばを使って抱卵したハヤを呼び込み、投網で捕獲します。

兼ねてから食べてみたいと思っていたこのつけば料理ですが、平成13年(2001)6月、信州中野市へバラを見に行く途中、しなの鉄道戸倉(とぐら)駅で途中下車し、寄ってみました。

インターネットで検索した、つけば料理が食べられるお店は、現在は合併で千曲市となった旧戸倉町のある川萬寿(せんます)が、活き作りの刺身も食べられるというので、そこに決めたのですが、店主の半崎萬平氏は、新聞やテレビで度々紹介されている著名な方なのだそうです。

千曲川の川際に建てられた、川萬寿のつけば小屋の窓から、川のせせらぎ、飛び交う鳥の姿、遠方には戸隠連峰の風景に見とれ、千曲川の旅情にひたりながら、ゆったりと料理を堪能しました。

あらいと呼ぶ刺身付きのコースは、フルコースの松(4,000)で、刺身のほかに塩焼き・田楽・唐揚げがつき、一人では食べきれない量だと思ったのですが、刺身は勿論、田楽もことのほか美味で、おいしく頂き全部平らげてしまいました。

訪れた6月では、つけば漁も終わりに近く、デモンストレーションして見せて頂いた投網でも、漁獲が無かったほどに、捕獲量も少なく、大きさも小ぶりになってしまうのだそうです。

やはり店をオープンする4月から5月の連休までがピークで、姿も大きいと、先日今年の様子を問い合わせたとき、半崎さんが仰っていました。

川萬寿は、千曲川に架かる大正橋と万葉橋の間の左河川敷にあります。今年も、つけば小屋の中では最も早く、4月5日しました。

つけば小屋は、長野市や更埴市・上田市などの千曲川流域でおよそ20軒あるそうですが、つけば料理は4月から6月中旬までで、後は鮎料理へとつながり、10月ごろまで小屋の営業が続けられます。

《写真》;当日撮影した写真集はこちらから(6枚あります)
《インターネット通販》:つけば料理 川萬寿のサイトでは、季節のおすすめ商品を販売しています。旬の味「ハヤ塩焼き」は、6月10日までの特別限定品として扱っています。
《関連サイト》:
 ・信州戸倉上山田温泉公式ホームページ
 ・戸倉散策:つけば小屋川萬寿及び周辺の写真紀行です。
 ・信州グルメ情報 > おすすめのお食事処
 ・ガイド記事:おすすめの信州のグル
 ・ガイド記事:信州中野市のバラまつりレポート バラの競演とバラ風呂を堪能!

【信州の味覚7】

・制作:2002/04/01・更新:04/05/20
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