天気のいい日にゆっくり散歩したい、グエル公園

全景

禿山と呼ばれていた敷地の自然を残したまま、広場や家を設計。ガウディの世界遺産のなかで最も彼の自然を愛する気持ちが表れている作品

市内北側の山の手にあるグエル公園とは、言わずと知れたガウディ作の世界遺産。1900年から1914年にかけて建設されたものですが、実はこの公園、ブルジョワ階級向けの庭園住宅になる予定でした。しかし、建設開始当初60軒建てる予定だった住宅が3軒しか売れず、ガウディとパトロンのグエル伯爵の夢は破れます。建設工事は市民戦争で中断した後、ガウディが建設を予定していた礼拝堂と60軒の家は未完のまま市に買い取られ、公園に。売れなかった原因は、この付近は街の中心から遠いにも関わらず、当時は交通の便も良くなかったので、地域として人気がなかった模様。

残念な結果ですが、おかげで私たちはこの偉大な建築物を見学できます。見学の所要時間は、見所だけ回るなら1時間くらいで十分。

入場券の購入方法・予約方法

グエル公園の入場チケットは、グエル公園の正面入り口から公園の壁を右につたい、公園の中にあるチケット売り場で購入することができます。ただ公園の見学は人数が制限されているので、到着した時間に入場できない場合があります。なので、公式サイトで前もってチケットを購入しておくことをおすすめします。

グエル公園のチケット購入ページはこちら>>>グエル公園

まず、左側の個人用のチケットを選択。ガイドが必要なければ一番左のモニュメント見学を選択。同じページの下にある”continue”ボタンをクリック、次の画面のgeneral ticketの枚数を選択。contienueボタンをクリック。日にちをクリック。時間をクリック。continueをクリック。個人情報を入力してpayをクリックで完了。

当日は上記に記載したチケット売り場でスマホの画面で確認メールを見せるか、プリントアウトしておいたものを見せて、紙の入場チケットに代えてもらいます。チケット売り場から少し下ったところにグエル公園の入口があり、係の人がいるのでチケットを見せて入場しましょう。

注意事項が1つあります。グエル公園は、入場券のいらない部分と必要な部分に分かれています。公園内での滞在時間に制限はありませんが、料金がかかる場所を一度出てしまった場合、再度入場することはできません。全ての見所を訪れる前にうっかり出てしまわないよう注意!

グリム童話のような入り口付近

ガウディ流門番小屋と管理人室はこんな感じ

ガウディ流門番小屋と管理人室はこんな感じ

まるでテーマパークに来たような錯覚をおこしそうなくらい、公園入り口から風変わり! グリム童話のお菓子の家のような建物が入り口の両側にあり、左側は土産物店、右はインフォメーション。そしてそれらの建築物の真ん中を、まるでシンデレラ城に続きそうな白い階段が繋ぎます。階段の真ん中でみなさんをお出迎えしているのが、今やバルセロナのシンボルともなった破砕タイルで飾られたとかげ。
トカゲ

 

実はこのとかげ、とかげではなくサンショウウオだとかドラゴンだとか様々な見解がありますが、本当のところは謎のよう。このドラゴンは、人気の写真撮影スポットです。

天井を飾る優美なタイルを探そう

ガウディの心強い協力者、ジュジョールの腕が光ります

ガウディの心強い協力者、ジュジョールの腕が光ります

階段を上りきると、そこに待っているのはギリシャ神話にでてきそうな86本の長い柱で支えられた多柱造りのホール。市場にする予定で作られたホールは真夏でもひんやりと涼しいので、生物販売にはもってこいだったはず。建築家ガジュセップ・マリア・ジュジョール作の天井の破砕タイルのデコレーションにも注目を! 4つのタイルが春夏秋冬を鮮やかに表現しています。

骨のような柱がユニークな高架橋

公園内には3つの高架橋がある

公園内には3つの高架橋がある

ホールの左側の階段を上っていくと、上りきる前に左に続く、石の高架橋があります。何本もの石柱で支えられた橋は、車が通ることを考えて広く造ったそう。柱は波をモチーフにしたと言われていますが、橋に立ってみるとまるで動物の骨のようにも見えます。

波打つベンチから市内を見渡す

イベントや会議を行う広場になる予定だった

イベントや会議を行う広場になる予定だった

さて、多柱造りのホールのちょうど真上にあるのが、ギリシャ劇場を意識した広場。110メートルも続く波打つベンチに縁を囲まれています。ガウディは長時間でもゆったり座っていられるよう、座り心地にもこだわったそう。ジュジョール作の破砕タイルのモザイクでデコレーションされているのも素敵。座って街を背景に記念撮影をしたいところです。

ガウディの暮らしぶりが分かる

ガウディが病気の父親と共に暮らすために建てた家

ガウディが病気の父親と共に暮らすために建てた家

最後のポイントは1906年から1926年にガウディが亡くなる数ヶ月前まで暮らしていたガウディの自宅。ピンクのかわいい小さなお城のような家は、イタリア人など様々な人の手に渡った後、現在はガウディの家博物館と呼ばれ、ガウディデザインの家具で飾られ、ガウディが住んでいた当時を再現した空間になっています。

グエル公園へのアクセスや入園料、開演時間

地下鉄3号線 Lessepsより徒歩20分または24番バス(カサ・ミラ横、パセジ・デ・グラシア通りのディアゴナル通りに交わる手前に停留所あり)Parc Guellより徒歩5分

グエル公園の入園料についてですが、7:00~入園開始時間までと閉園時間から21:30(季節によって変更)までは無料で入園できます。ただ、街外れの自然がいっぱいの広大な公園とあり、あまり人気が少ない時間帯に訪れることはおすすめできません。


<DATA>
■Parque Güell(グエル公園)
所在地:Olot, S/N Barcelona(Googleマップ
TEL:93 413 2400
開園時間:1月1日~2月16日8:30~18:30、2月17日~3月24日~19:00、3月25日~4月29日8:00~20:30、4月30日~8月26日8:00~21:30、8月27日~10月27日8:00~20:30、10月28日~12月31日8:30~18:30
休園日:無休
入園料:8.5ユーロ(サイトで購入の場合7.5ユーロ)

■Casa Museu Gaudi(ガウディ家博物館)
所在地:グエル公園内(Googleマップ
TEL:93 219 3811
開館時間:10~3月10:00~18:00、4~9月9:00~20:00、12月25・26日、1月1日・6日10:00~14:00
閉館日:無休
入館料:5.5ユーロ
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