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中高一貫校への道 夏休みの過ごし方(4ページ目)

低学年から6年生まで2期、すなわち主に夏を中心に家庭での学習に対する取り組み方をまとめてみた。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

低学年夏の過ごし方

勉強の習慣を身につける

低学年では必ずしも学習塾は必要ない。多くの進学教室の低学年コースは4年からの本格的受験勉強の準備期間と位置づけている。つまり教科に興味を持たせたり、机に向かって勉強する習慣を身につけたりする時期なのだ。

したがって家庭でこれができれば、それに越したことはない。通っている小学校の授業の進度が遅れていたり、先生に不安がある場合には学力を補う=補習の必要はある。ゆとり教育によって削減された学習内容は中、学入試から削られた訳ではないので、そのための対策をしなくてはならない。
勉強する姿
勉強の習慣を身につける

低学年は国語と算数の2教科に的を絞って、市販の教材から適当なものを選んで与えるといい。国語は漢字の読み書きが、算数は計算練習が基本。あまり厚い問題集だと取り組む意欲をなくしてしまうので注意したい。

1日プリント1枚(表裏)でも毎日続ければ必ず効果が出る。少なすぎると感じるようなら、国語なら簡単な読解問題集、算数は文章題の問題集を加えるといいだろう。

もちろん既に塾に通ってれば、そちらのカリキュラムに任せて良い。復習をしっかりやるようにすることがポイント。

夏休み、NHKを見よう!

4,5年生の2期で書いたように体験学習は今の中学入試には必要だ。それに低学年から取り組むのはとても良いことだ。また、その前段階として広い意味で学習に役立つテレビ番組の利用をお勧めする。
テレビ
夏休み教養番組を見よう

最近の科学番組などはCGを使い、実際には見ることのできないものを再現してくれたりする。映像としてみたものは印象に残り易いので、何かの機会に記憶が蘇りしばしばそれに助けられる。低学年ではこういった番組を見ることが、理科や社会の教養を身につけるのに役立つ。

◆NHK夏の特集番組
各ジャンルの中に子供にも適した教養番組がある。例えば『大自然スペシャル 「赤道」~知られざる進化のゆりかご~(仮)(3回シリーズ)』や『ハイビジョン特集「日本人カメラマン 野生に挑む」』などだ。お気に入りを探してみていただきたい。
◆4年夏の過ごし方はこちら
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