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洗濯機の予約運転は何時がお得?家事のプロが実践する「オール電化」の電気代節約術

電気料金が高騰する中、特にオール電化住宅の家庭では電気代が家計を圧迫しています。今回はオール電化住宅ならではの、電気代節約方法をご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約ガイド

オール電化住宅ならではの電気代節約方法は?

オール電化住宅の節電方法

オール電化住宅の節電方法は?

電気料金が高騰しはじめてから一年以上。「ライフライン」という言葉があるように、電気は生活に必要なため「使わない」というわけにはいきませんが、ここまで高くなるとやはり「節約したい」と思っている方も多いのではないでしょうか。

その中でもオール電化住宅の場合は、家計の中で電気代が占める割合が大きくなっています。太陽光発電を利用せず、電力会社とオール電化用プランなどの契約をしているだけの場合は特に、毎月の電気代に気をもんでいるのではないでしょうか。

なおオール電化の特徴として、ガス利用の住宅との違いは、調理に使うコンロが都市ガスやプロパンガスではなく、IHコンロであることと、お風呂や洗面所などで使うお湯も電気を使って沸かしている点です。また電力会社との契約は、夜間の電気料金が安くなるプランを契約しているご家庭が多くなっています。

今回は、太陽光発電を利用していないオール電化住宅の電気代節約術をご紹介します。
 

節約方法1:タイマー活用で夜間に

オール電化の節電 洗濯機

可能であれば洗濯機の運転も、電気料金が安い夜間の時間帯に

お湯を沸かすためのエコキュートの運転を、電気料金が安くなる夜間に設定しているご家庭も多いかと思いますが、それ以外にも利用時間帯をずらせる家電がないか探してみましょう。

例えば、食器洗い乾燥機の大きさに余裕があるならば、運転させるのを1日1回にし、タイマーで電気料金が安い夜間などの時間帯に運転するように設定します。

また乾燥機能付きの洗濯機であれば、タイマーで夜間運転にしましょう。筆者宅は乾燥機能付きでなく洗濯のみなので、電気料金が安くなる時間に運転し、午前6時に終わるようタイマーで設定しています。脱水が終わってから長時間、洗濯物を洗濯機に入れておくと衣類にニオイが発生しやすくなるため、朝起きたらすぐに干すようにしています。

しかし食洗機も洗濯機も、夜間に運転できるか否かは家の環境にもよります。運転音でご近所に迷惑がかからないように配慮することも大切です。
 

節約方法2:充電アイテムを利用する

充電して利用できるものは、夜間の電気料金が安い時間帯に充電して、日中使うようにします。携帯電話や外出時に持ち歩くモバイルバッテリーの他に、掃除機などもあります。使っていないときに充電しっぱなしにするのではなく、夜間にだけ意識的に充電するようにしましょう。

また日中に大型のテレビをつけている場合は、充電して使えるポータブルテレビの導入を検討するのもいいでしょう。1万円前後からになりますが、常にテレビをつけている人であれば早いうちに元が取れるのではないでしょうか。
 

節約方法3:お湯を無駄に使わないようにする

お湯の量の話といえば節水と思うかもしれませんが、エコキュートを利用している家であれば、その節水が電気代の節約にもつながります。エコキュートは沸かすお湯の量を設定できるため、その量を減らすことによって使う電気の量も変わってくるのです。

気をつけたいのは、無意識にお湯を出してしまっているパターンです。レバーの角度で水とお湯を調整できる混合水栓の場合、レバーがお湯側になっていればそれだけでお湯を使ってしまいます。水でいい場合は意識してレバーを水のほうに向けましょう。
 

節約方法4:ポータブル電源を導入

オール電化 ポータブル電源

安いものではないが、ポータブル電源があれば夜間の電力で充電できる

ここまでご紹介してきた、夜間に使う、充電アイテムを使うということを兼ねたものになりますが、夜間の電気料金が安いプランならば、ポータブル電源は有効です。夜間の安い時間帯に充電しておき、日中はポータブル電源から使うということができます。

ポータブル電源の種類にもよりますが、USBとAC電源が使えるものが多いため、パソコンや扇風機、テレビなどを日中でも夜間の電気料金で充電したものから使うことができます。出力が大きなものに対応しているポータブル電源であれば、ホットプレートのように消費電力が大きなものでも可能です。

また別売りになりますが、ソーラーパネルも揃えておけば、天気のいい日は夜間充電も不要で太陽光で充電することができるため、電気代を大きく節約することができます。

ポータブル電源は安いものではないので出費が必要になりますが、電気代の節約だけでなく停電時にも活躍してくれます。自然災害が増えている現在、1つあると安心でしょう。

今回はオール電化住宅に特化した電気代の節約方法をご紹介しましたが、エアコンや冷蔵庫など消費電力が大きな家電は一般的な節電術も重要になってきます。いましばらくは続くであろう電気料金の高騰。今回ご紹介した節約方法の中で少しでもできるものがあったらお試しください。
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