年金・老後のお金クリニック/特別支給の老齢厚生年金についてのQA

特別支給の退職共済年金は、何歳からもらえますか?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、特別支給の退職共済年金がもらえるタイミングについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

執筆者:All About 編集部

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、特別支給の退職共済年金がもらえる年齢についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:特別支給の退職共済年金は、何歳からもらえますか?

「公務員がもらえる特別支給の退職共済年金は、何歳からもらえますか?」(匿名希望)
 
特別支給の退職共済年金は何歳からもらえるの?

特別支給の退職共済年金は何歳からもらえるの?

 

A:60歳以降65歳に達する前まで、生年月日によってもらえる年齢が異なります。男女の差はありません

公務員と会社員の「官民格差」を是正するために、公務員の共済年金は、2015年10月1日から厚生年金に統一されて、公務員や私学教職員も厚生年金に加入することになりました。一元化後も公務員の年金については各共済組合が管理をしていますので、2015年10月1日より前に加入していた公務員は、退職時にもらえる退職共済年金等の共済年金を受け取ることができます。

「特別支給の退職共済年金」とは、本来、60歳から支給される退職共済年金の受給開始年齢が、65歳に引き上げられたため設けられた制度です。

特別支給の退職共済年金をもらえる年齢は、1958年(昭和33年)生まれ(2022年(令和4年)時点で64歳)の人は63歳からもらえます。1959年(昭和34年)4月2日(2022年(令和4年)時点で63歳)~1961年(昭和36年)4月1日(2022年(令和4年)時点で61歳)までの人は、64歳からもらえます。1961年(昭和36年)4月2日以降生まれの人は「特別支給の退職共済年金」は受け取れず、「退職共済年金」のみがをもらえることになります。

厚生年金制度にある「特別支給の老齢厚生年金」とは違い、支給開始年齢引き上げの年齢に男女差はありません。なお「特別支給の老齢厚生年金」は、男女で受給開始年齢に5歳の差があるので注意してください。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

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