食事ダイエット/ドリンク・スープダイエット

体に効く食べ物「味噌汁」を見直そう!(5ページ目)

昔から「一汁一菜」と呼ばれ、米などの穀物とそれを飲むだけで人に必要十分な栄養を与えてきた、驚異の薬膳スープ「味噌汁」を取り上げたいと思います。

執筆者:河口 哲也

沖縄県の一汁一菜メニュー「みそ汁」

ちなみに私が住む沖縄県では、まちの定食屋に今回紹介した「一汁一菜」式のメニュー、その名も「みそ汁」なるものが存在します。

 







 
具は店によりまちまちですが「豆腐、卵、もやし、人参、豚肉、葉野菜、ねぎ」その他もろもろの具が入っています。そして「ごはん」は注文しなくてもついてきます。

口に合うかどうかは分かりませんが、栄養的にちょうどいい食事がどういうものかを体験するために、沖縄にいらっしゃる際はぜひトライしていただきたい一品です。


味噌汁の塩分は? 塩分摂取量6gを超える?

話はそれましたが、最後に塩の話。

人間の体液は0.9%の食塩を含む溶液と等張であり、人体にとって塩は必要不可欠な物質です。しかし摂り過ぎは高血圧を招くとして、味噌汁もその対象となる「減塩運動」が行われていることはご存知のとおりだと思います。

確かに味噌汁はお椀1杯につき1~2gの塩分を含み、味噌汁を毎日3回以上飲む人が、味噌汁より多くの塩分を含むインスタントラーメンや塩漬けの食材、スナック菓子などを食べれば、1日に推奨される最大塩分摂取量(※)を超えることは容易に起こりうるでしょう。

【※注:2015年4月1日から厚生労働省が、ナトリウム(食塩相当量の目標量を1日10gから、男性8.0g未満、女性7.0g未満に変更】

しかしながら、すべての塩を含む食品を平等に攻撃してもよいという考えは私は間違っていると思います。

今回お話したように味噌汁のような食品は例え塩を含んでいてもトータルで見ると「体に効く食べ物」であり、大切なのは「たいして体に効かない」けど塩分をたくさん含んでいる食品をできるだけ食べないようにすることだと思うからです。

付け加えさせていただけば、減塩の方法には摂取する塩分の量を減らす方法と、排出する塩分の量を増やす方法の2種類があります。

つまり食べ物から摂取する塩分量を減らす方法と、汗をかくことで余計な塩分を体の外に排出するという方法があるということです。多少塩分は含んでいても、おいしくて体に効く食べ物を食べて、大いにいい汗をかこうではありませんか!
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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